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2024/8/26(月) 人生をネタにして生きていこう

 6:30起き。今日も頭が全く起きていない。ベッドから起き上がってもまた即座にデスクチェアに座り込んでしまうほどのふらふら具合だ。とりあえず歯を磨いて顔を洗って麦茶を飲んでバナナを食べる。バナナがもう無くなってしまったのでまた買ってこなきゃだなと思う。朝ごはんはそのバナナとごはんと昨日のみそ汁。ご飯のアテは明太子とツナ缶マヨ。みそ汁の味が変質していてそんなに美味しくなかった。賞味期限が7/31の豆腐を使ったからだろうか?今のところお腹の調子は大丈夫だ。


 午前中はYouTubeでラジオを聴いていた。『伊集院光深夜の馬鹿力』の過去回だったり『みうらじゅんのサブカルジェッター』の山田五郎回だったり『みうらじゅんの仮性フォーク』だったり、昔聴いたものばかりだが名作は色褪せないんだなこれが。みうらじゅんは結構好きな人で「since発見」(街中でsince1987とか開業年が書いてあるお店を見つけること)や「老いるショック」など語録も日々多用しているのだが、話を聴いているとやはりこの人はゲストがいて調子が出るタイプだなと思う。多分ひとり喋りは苦手なんだろうなと。この人は趣味とか生き様とか人生を切り売りしてるよね。「マイブーム」って言葉はこの人が作った言葉だけど、自分のマイブームをさらけだし、それにツッコんでもらってギャグとして成立させている。ツッコんでくれる人がいないとイマイチ引き立たない感じがする。その点、山田五郎さんはみうらじゅんのツッコミ役として最適な人物だ。歳もほぼ同じだし、子供時代を関西で過ごし進学と共に上京という点でも同じだし博学だしね。『みうらじゅんの仮性フォーク』はみうらじゅん青年が高校時代から大学時代までギターとハーモニカを駆使して作曲した400曲にものぼる曲をみうらじゅんと山田五郎さんが当時の音源を一曲ずつ聴いてそれを語るという番組だ。これがかなり傑作揃いで私も何度も聴いてしまうのだが、これも自身の生き様の切り売りである。よくもこんな大量のネタを保管していたものだと恐れ入る。みうらじゅんのすごいところはこういう趣味だったりハマったものをみんなとっておいてあるというところだ。私も思い返してみると熱しやすく冷めやすい自身の性格上様々なことにハマったはずだが、なにも保管してないし覚えてもいない。惜しいことをしたなあと思う。


 あと9時になったと同時に〇〇と××の株を売った。前者は少し下がり後者は少し上がった。まあトントンくらいだろう。これを当分の生活資金とする。ここで昨日までなかった感情、少し酒を飲みたくなった。というか酒場へ繰り出したくなった。すこしにぎやかな環境に出たくなってきた。今日飲みに行ってみようかな?2週間くらい酒は飲んでこなかったのでどんだけ弱くなっているか怖いのだが、もしかしたら肝臓のダメージが癒えて強くなっているかもしれない。こればかりは飲んでみないと分からないね。


 作家の岸田奈美さんという人がいる。彼女の書いた『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』というエッセイは現在NHKでドラマもやっているようだ。まだ読んでないので詳細は分からないけど、あらすじとしては早世した父、車椅子の母、ダウン症で知的障害のある弟これが組み合わさった家庭の自伝的エッセイだという。これは本当にすごいと思う。もし私が岸田さんの立場だったらおそらく家庭は崩壊し、自身も精神疾患になり一家心中もあり得ると思う。これは想像でしかないんだけど、ある日「これもネタにして生きていこう」って開き直った瞬間があったと思うんだよね。みうらじゅん氏とも繋がるんだけど、切り売りと言われてもいい、人生をネタにして生きていこうと決めた人は強いと思う。凡百な表現になるけど逆境だったり恥ずかしいことを逆手に取るってやつだね。俺も双極性障害という逆境のなか日々ひいこらいいながら生きてるけど、もしこれを逆手に取れたら強いと思うな。私の尊敬している、というか私の人生観の師ともいえる作家に北杜夫さんという人がいるんだけど、この人も双極性障害なんだよね。しかもⅠ型。たしかに自己破産したり、マンボウ=マブゼ共和国なんていう独立国家を作っちゃったりとはちゃめちゃやってるんだけど、この人のエッセイは天下一品。この人みたいになれたらいいなあなんて思ってます。双極性障害をネタにした人この人くらいしか思いつかないよ。それで岸田奈美さんの話に戻るんだけど、この人ってなにかとおもしろい出来事を引き寄せる力があるんだよね。最近でも、毎朝行くカフェでいつも作業着姿で原稿書いてる人がいるなと思ったらその人が松永K三蔵さんつって芥川賞とっちゃったり、天井からの漏水事故や玄関の鍵がぶっ壊れたのが記事になっちゃったり。どうしてそんなネタが寄ってくるのか本当に不思議だったんだけど、やっと気づいた。この人ただの失敗だったりトラブルを面白おかしくとらえてそれを書く能力に長けているんだなと。もし引っ越し早々天井から汚水がスコールみたいに降り注いできたら、私だったら応急処置はするだろうけど、それからすぐにクタッと地べたに座って「これから……どうしよう……死のう」なんて思ってしまうだろう。白状すると私も7月上旬に引っ越しをして、いまだに光回線が通っていない。NTTが2回工事にきて2回ともなにもできずお手上げで帰っていき、挙げ句の果てに向こうから言われたことは「天井に点検口を開けないと光回線は敷けません」私はもうこれが今のストレスの親玉で、このことを考えるだけで鬱っぽくなってきていたのだが、これもこうやって書いちゃえば意外と発散できる。なんだよ、2〜3万で点検口開けられるなら開けちまおうよなんて楽観的にもなってくる。岸田奈美さんはnoteの女王なんて言われているみたいですね。私もこの日記noteにあげたら誰か読んでくれるかしれん。ちょっと欲が出てきた16:01でした。


 今日からnoteにもあげることにしました。自己紹介を書いてあげてみたら意外と自己紹介にスキがついてすぐ嬉しくなっちゃう俺、チョロいねえ。それが終わって18時くらいから久々に飲みに繰り出した。近くの洋風な居酒屋。初めて来た。入って誰もいなかったから俺がスタートの客か。その割に店員の愛想が悪い。まあ最初は仕方ねえんだよな。一見さんには冷たい。まあ当たり前の話ですよ。裏を返して馴染みにならなきゃ楽しい会話は望めないよね。これに懲りずまた来なきゃいけない。常連らしき男が来たけど、そしたらマスターは俺なんて居ないものだと思って常連と話し込んでる。ここで一見にもすこし話を振るのが本当に上手いマスターだと思うんだけど、ここはそうではないらしい。まあよい。2軒目、立ち飲みの店に行った。ここも私がスタートの客みたいだ。〇〇(地名)は街全体に閑古鳥が団体で巣食っているのか?飲み始めて少ししたら若い兄ちゃん2人組が入ってきた。少し話しかけたら乗ってきたので楽しく話した。大分と静岡のコンビだった。俺が向こうの地元に行った話をしたり「仕事は何をやってるんですか?」なんて突っ込まれたり。そんな時の応対法「自由業です」。そんで向こうが株かなんかだよなんて勝手に思ってくれればこっちのもんだ。深入りはよしてくんな。そんなわけで2軒目では楽しく飲んで帰ってきた。お酒もそんなに回らなかった。私は学生時代の肝臓がピンク色をしていた全盛期には日本酒一升空けるくらいの実力なので、まあさもありなんというところだ。帰ってきてめんどくさがらずシャワーを浴びて2リットルアイスを抱えて食べる。今日はまあいい日だったんじゃないだろうか。

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