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無添加クラフトコーラ「OFF COLA」の購入時間制限がなくなります
※この記事は、クラフトコーラ「OFF COLA」のCEOとCOOの対談記事となります。
松尾:2022年2月にCOOとしてCityCampに参画した松尾です。
入社してからCityCamp Bar事業の方はずっと見てきたのですが、恥ずかしながらOFF COLA事業のことは正直まだすべてを理解できていないんですよね。
今回OFF COLAの販売時間の制限が撤廃になり、より手軽に手にしてもらえるようになるとのことで、まだOFF COLAのことをよく知らない人に知っていただく機会も兼ねて僕も勉強できたらと思っていますので、代表の松池さんに色々と聞いていけたらと思います!
ーー『味と世界観にこだわった無添加クラフトコーラ“OFF COLA”』ーー
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松尾:まず、そもそもOFF COLAというのはどういったものですか?
松池:OFF COLAは、時間に合わせて飲む無添加クラフトコーラです。pm6:00とam2:00の2つのフレーバーがあり、国内トップパティシエの林巨樹と味にこだわり開発した商品です。TVやSNSなどで取り上げられ、今話題になっております。
松尾:なるほど。どうしてクラフトコーラをプロデュースしようと思ったんですか?
松池:まず、クラフトコーラをプロデュースするに至った背景を説明する前に、CityCamp創業の背景を話させてください。
創業する時に、事業進めるにあたって一番大事なことってなんだろうと考えて、辿り着いた答えが"続けること"だったんです。なので、自分がずっとやっていて飽きないことを事業にしないとな、と思いました。
そこで、僕はアウトドアやキャンプがすごく好きだったのもあり、キャンプというキーワードがそもそもあって、これを主軸に起業してその中に衣食住をつくりたいと考えました。
CityCampは「なんでもできる街で、何もしないをしませんか?」というコンセプトで成り立つライフスタイルブランド。
『食』の部分を担うプロダクトも、その「何もしない」というコンセプトを引き継ぐ必要があるので、オフになれるクラフトコーラ『OFF COLA』を作りました。
松尾:そうなんですね。キーワードが色々あったので一個ずつ詳しく聞けたらと思うのですが、「キャンプというキーワードがそもそもあって」というのはなぜですか?
松池:まず僕は昔から旅をよくしていて、インドのスラムで遊んだり、日本でもヒッチハイクをしたり、色んな形の旅をしていたんですよね。旅以外にも登山やサーフィンなどアウトドアをめっちゃしていて。
詳しくは、1つ前のnoteでお話しているのでよかったら読んでみてください。
つまり、僕はアウトドアがすごく好きで、その中でもより多くの人が楽しめる「キャンプ」、これを主軸に会社をやっていこうとなりました。これならやっていて飽きない、続けられる。「キャンプ」がキーワードになった一番の理由はそこにあります。
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松尾:そこから、その中に衣食住を作ろうと思ったのはどうしてですか?
松池:ブランドとキャンプを掛け合わせたかったんですよね。もっと言うと「ファッション x キャンプ」。キャンプに行ってもかっこよく服を着こなしたりとか。
キャンプって女性にとってはなかなかハードルが高かったりするじゃないですか。やっぱり汚れたりもするし、お風呂がないとか色んなハードルがあって行きにくい。
それでも、僕はキャンプって魅力的だし、もっと沢山の人に気軽にキャンプを楽しんでほしいと思いました。
若者でも女性でも行きやすい・やりやすいって何なんだろう、と考えた時に、僕はそれまでアパレルの事業をやっていたので、キャンプをもっと今っぽく、おしゃれに作ってみればいいんじゃないかと、シティ×キャンプでそういうブランドを作りたいなと思い、CityCampができました。
松尾:なるほど、松池が好きなキャンプを掲げる一方で、そこにアクセスするハードルを感じる人も一定数いる。そのハードルを下げるために「ファッション≒お洒落に」という文脈を取り入れようと思ったんですね。
松池:そういうことですね。
ーー『生活に、ゆるく長く、溶け込む“ライフスタイルブランド”でありたい』ーー
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松尾:いいですね。でもそうしたらCityはどこから着想したんですか?
このままだと「CityCamp」じゃなくて「FashionCamp」になってしまいそうなのですが。
松池:そうですね、それが衣食住を取り入れる理由にもそのまま通ずるのですが、一言で言うと「ライフスタイルブランドを作りたい」と思ったからなんですよ。
今のアパレルのラグジュアリーブランド − 例えばGUCCIとか − が服以外のコスメなども作っている潮流からも感じるかもしれないのですが、単に「服を作っています」だけだと「衣」のみでしか市場と接点がない。
そうではなくて、他の「食」「住」でも接点を持つようにしたい、つまりライフスタイル全体で関わってもらえるようなブランドになっていきたい。そう考えました。
着る時も食べる時も住む時も、生活の一部にCityCampブランドが織り込んでいければいいな、生活に溶け込んで、ゆるく長く、気づけばそこにCityCampブランドがある、そんな状態になればいいな、と。
それが僕の考えるライフスタイルブランドなんです。それで、今僕も僕の周りの人たちも生活している場所がCityなので、Cityの中で生きる人たちにブランドに触れてもらいたい、というところからCityCampになりました。
松尾:なるほど。そこからそのCityCampが「なんでもできる街で何もしない」というのを掲げている、そこに行き着いたのはなんでですか?
松池:やっぱり今普通に生活をしていても、当然のようにIT化が進んだ世の中で、常にスマートフォンが横にあって、いつも通知音が鳴るしで、銭湯、サウナ、シーシャなどの「落ち着く」を敢えてやらないと、心的にしんどくなってくるよなって思っているんです。都会(=City)にいると余計に。
だからそんな都会で生きる僕たちにとって、気が休まる場所、何も考えなくていい場所、落ち着ける場所、好きなことを好きなようにできる場所、を作りたいなと思ったんです。それがこのコンセプトの始まりですね。
松尾:そういうコンセプトがあり、そこからOFF COLAを作ろうと。
松池:そうですね。
ーー『かっこよさとこだわりを詰め込んだCity Drinkの誕生』ーー
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松尾:どういう流れですか?最初にCityCamp Barという場所があってそこから生まれたんですか?
松池:いや、場所はなかったです。実は最初は、コンセプトを表現したプロダクトを全部一緒にリリースしようと思ってたんですよ。でも、予算の関係で一気にはできなくて、音楽と衣類を諦めて、最初に『食』を選びました。
OFF COLAを作ったのは3つ理由があって、1つ目が、 食の中でもかっこよさとかこだわりを入れたいなという風に思っていたんです。
食べ物とか飲み物の中で、一番ブランディングされてるのってなんだろうと考えたらコーラが一番近かったんですよね。
これは感覚的なものなのですが、プロダクトが伸びて色んな場所 - 例えばコンビニとか - に置かれた時に、かっこよさをプロダクト単体で保つ必要があるなと思ったんですよ。それを実現しやすいのが飲み物、ひいてはコーラが一番だって直感的に思いました。
2つ目は、OFF COLAは、冒頭でも話した通り、林巨樹という国内トップのパティシエと一緒に作ったのですが、その巨樹君がパティシエになった理由がおもしろくて。
彼は、元々厳しい家庭で育って、ジャンキーなものを食べたことがなかったのですが、初めてコーラとポテトチップスを食べた時、「こんなうまいものが作れるのか!!!」となったのがパティシエを目指すきっかけだったんですよ。
その背景を聞いて、「ああ、この人とコーラを作りたい」って思ったんです。
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最後に、CityCampは都会とキャンプの融合がテーマなので、「都会の象徴といえばやっぱコーラでしょ」と思いました。
ストリートなどでも、一番映えるものとして扱われることが多いコーラが、一番シティというイメージを想起しやすいんじゃないかと思いましたね。
松尾:そういう背景だったんですね。そこでオフになってもらうOFF COLAを作ることになったわけですね。今もすでに結構人気商品ですよね。これまでどういう変遷を歩んできたのですか?
松池:そもそもクラフトコーラというものが、最近流行りだしているんですよね。
そんな中、僕たちもクラフトコーラを作り始めたのですが、巨樹君と進める中で「今ってそもそもおいしさの期待値が上がってきている」という話になったんです。
松尾:市場の飲食物に対する「美味しいという期待値」が高まってきている、と。
松池:そうです。例えば、今って牛丼とかもめっちゃうまいじゃないですか。早くて安くて。
他にも、昔は発泡酒が飲まれてたけど、今では生ビールが普通で、プレモルしか飲まないみたいな人もいるくらい。さらにクラフトビールなどの、よりおいしい味を皆求め続けている。
おいしさの基準が上がっていくので、今は主流のコカコーラやペプシコーラではなくて、クラフトコーラという新しいジャンルのおいしいものを皆求めていくのではないか、必然的にそうなっていくだろうと思っています。
そういった中で、巨樹君はクラブハリエに所属していたことがあり、BASEFOODという完全栄養食を作ったり、パティシエのコンクールで最年少ファイナリストになったりと色んな経歴と確かな実績を持っていて、 そういう一流の人と組むのも、本当に美味しいコーラを作りたいという想いからでした。
あとは、クラフトコーラの良い特徴は、いろんな味を楽しめることだと思うんですよ。
なので、OFF COLAも、pm6:00とam2:00という2つの味でクラフトコーラってこうやって飲み比べるのか、というクラフトコーラ特有の楽しさを味わってほしいなと思って2種類作りました。
松尾:なるほど。オリジナルのクラフトコーラを作る上で大変なことはありましたか?
松池:そうですね。林巨樹君の作るコーラはもう最初からめっちゃうまいんですよ。やっぱさすがプロという感じ。なんですけど、それを工場で同じ味を作るのがめちゃくちゃ難しかったです。上手い人が個人で作ったら本当に美味しいんですけど、工場で大量生産するのはすごく難しいんです。
松尾:そうなんですね。
松池:差し戻しを合計13回ぐらいしましたね。 3-4ヶ月かけてずっと差し戻しばかり。最初は試作品が完成して結構すぐできそう!と思ったのですが、そこからの道のりが長かったですね。
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松尾:開発工場とのやり取りをずっとやり続けるみたいな。
松池:そうですそうです。それが最初大変でしたね。やっぱりたくさんの人に届けるとなると、またそういう壁があるんだなって思いました。
松尾:そうなんですね。
それで3か月間その差し戻しをやり続けて完成しました、と。そのあとはどうでしたか?
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松池:ECでは初月で大体3000杯分ぐらい売れました。「pm6:00-7:00とam2:00-3:00しか買えない」という売り方も珍しいと話題になって。
松尾:そうですよね。販売開始してから今までで苦労することとかは何かありましたか?
松池:pm6:00味とam2:00味、夕方の疲れたぐらいの時間と、もう寝るかみたいな時間にチルしてほしいという意味で、この2つの味を作ったので、あえてその時間にしか買えないという体験設計にしたのですが、正直18-19時と2-3時は多分1番買い物をする人が少ない時間なんですよね。
「買いたい」と言ってくれる人はすごく多くても、「買いたいけど18-19時以外で買えるリンクくれない?」と個別で連絡が来るぐらいでした。そういうのがとても多くて、それは苦労しましたね。
松尾:確かにそれは僕も気になってました。
現在は、販売開始からもう半年以上経ったとのことで、最近の調子はどうですか?
松池:調子はジワジワと伸びてきて、めちゃくちゃ嬉しいことに「本当においしい」ってみんな言ってくれるんですよ。
松尾:それは僕も思いますね。
松池:当たり前のことかもしれないですけど、飲食業をやっていて、「味に自信がある」というのはかなり強いので、巨樹君にもすごく感謝していますし、本当にいいことだなと思いますね。ECの売り上げも上がってきていて、実績も沢山出てきて嬉しいです。
松尾:例えばどういう実績が?
松池:2021年夏にはポップアップを渋谷のスペイン坂、渋谷蔦屋・代官山蔦屋でミャンマー(弊社スタッフ・あいのり出演)が出店して、蔦屋の方にも大好評いただきました。
他にも、洋服ブランド"TATRAS"のパーティーや、宮下パークに出店したりなどもありますし、小杉湯という90年ぐらいやってる老舗の銭湯でOFF COLAの湯というものを作ってもらったり、渋谷センター街でCity Plant Boutiqueという、コーラスタンドを約2ヶ月間出店したりもしました。
それに加えてNHKやマツコの知らない世界に出演させてもらったりなど。結構色んなことがありましたね。
大阪梅田の阪急にも出していますね。
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松尾:バンバン売れてますよね。
松池:めちゃめちゃ売れてますね。
松尾:すごいですね。言える範囲で構わないのですが、他に現在進めていることってありますか?
松池:某シーシャ屋さん30店舗でOFF COLAが4月末に飲めるようになったり、登録者数約100万人のYouTuberさんとのコラボの企画を進めていたりなど、色々やっています。
あと、アラバキフェスにも出店します。
松尾:東北一大きいフェスですよね。凄くいい状態ですね。
ーー『OFF COLAという体験をもっとたくさんの人に』ーー
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松尾:そんないい状態のOFF COLAなんですけど、ここに来てようやくタイトル回収ですね。さっきちらっと困ってることってあったと思うんですけど、購入時間制限の撤廃を今回することになった訳じゃないですか。それはなぜなんですか。
松池:そうですね。飲みたいって言ってくれる人が凄く多くて、僕たちもたくさんの人たちに届けたいという想いがある中で、せっかく作ってるのに飲みたいと言ってくれている人達に届けられないのは「なんか勿体ないな」と思いました。
松尾:時間撤廃によって今までより遥かに手にしやすくなると思うのですが、逆に撤廃することによるリスク、デメリットはありますか?
松池:「限られた時間に購入する」という体験を楽しんでいただいている方もいますが、「ライフスタイルや仕事の都合でどうしても購入時間に間に合わず買えない・・・・」という声が非常に多かったんですね。
OFF COLAとして一番重視しているのはam2:00とpm6:00や近い時間帯に飲んでもらうことです。
それぞれの時間帯をイメージして作られたOFF COLAの香りや味わいを実際のam2:00やpm6:00の空気感や空の色、町の声と合わせて楽しんでもらう。
そういう体験をより多くの人に届けて、楽しんでもらう為に購入時間の制限を撤廃しよう。そう決めました。
松尾:分かりました。ちなみに、今OFF COLAを購入できる場所はオフィシャルのECサイトだけだと思うのですが、他に買える場所はありますか。
松池:物販はECしかないのですが、飲める場所は結構ありますよ。
渋谷のライラックや、PukuPukuの恵比寿店、などのシーシャ屋さんでの販売は多いですね。
あと渋谷スクランブルスクエア屋上の展望台にあるパラダイスラウンジなど様々なカフェでも飲むことができます。
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松尾:なるほど、ありがとうございます。
最後に、OFF COLAファンとこれからOFF COLAファンになる皆さんに向けて一言お願いします。
松池:そうですね。OFF COLAに関しては、普通の飲み物と違って、ファッションっぽくとか、コミュニティっぽく伸ばしたいなという風に思っています。
OFF COLAのオフ会をCityCamp Barでやったり、色んな洋服ブランドとのコラボを考えていたりするので、普通に美味しく飲むのもそうだし、僕らのブランド自体を楽しんでほしいなと思っています。
松尾:ありがとうございました。
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![CityCamp 松池恭佑](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57166308/profile_60b4caecadcc2892edddfad6a485e1f6.jpg?width=600&crop=1:1,smart)