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昔の自分に伝えたい、ドラゴン桜から学べる人生観

皆さん、ドラゴン桜をただの東大を受けるためだけの学園ドラマだと思っていませんか?

いや、ぼくがそう思ってて、見たことがなかったのですが、ある人から「生き方を考えさせられるドラマ」だと聞いて、一度見てみると・・・

まさに!これは学生だけではなくて、社会人にとっても、親御さんにとっても勉強になる内容だと感じました。

何より大学受験は学力を上げるためだけではなく、人間力を上げるためにあるのだと痛感します。

だから何かにチャレンジするときのマインドだったり、お子さんを応援する立場として振舞うべき言動だったり、そのあたりが自然と組み込まれている演出に、個人的にはドはまりしています。


非認知能力

非認知能力って、なんとなく聞いたことありませんか?

色んなサイトで細かく書かれていますが、一言で言うと「社会を生き抜く力」だと思います。

そのために必要なことって、学歴や成績だけではないことは多くの方が感じたことがあるのではないでしょうか。

中卒や高卒でも非認知能力があれば、活躍できる社会になっていると言うことですね。

ドラゴン桜でもそうですが、学力トップの優等生が東大模擬テストで敗北するシーンがありました。(もちろんドラマの演出で、誇張している部分もありますが)

東大受験でも社会を生き抜く力も、何かに向き合う時のマインドが大切で、これはスポーツに打ち込むときにも大事なマインドだと思います。

だから企業の採用時に体育会系の人を好む会社がいると言うことも聞いたことがあります。

それはただ元気で体が丈夫そうだからではなく、そこには物事への向き合い方、自分を信じて、仲間との意思相通をしながら、壁を乗り越える力が備わっているから、すなわち非認知能力の部分に着目しているからこそだと感じました。

ドラゴン桜はある意味「スポ根ドラマ」に近い印象のかもしれません。


メタ認知

目的と手段が明確ではない人っていませんか?

受験はなんのためにしますか?
就活はなぜしますか?

受験も就活もひとつの手段でしかありません。

手段のその先にある、人の心を動かすための目的を持つことで、行動する原動力は格段に変わるのではないでしょうか。

また親御さんの立場としてできることは、まだ未熟なお子さんの気持ちに寄り添いながら、その目的を一緒に共有すべきであると思います。

そんなシーンがドラゴン桜の演出でもありました。

一番身近な親がお子さんの可能性をつぶしていることはたくさんある気がしています。

親が一番信じてあげないと、子どもの成長はありません。

そしてここで大切な事が「メタ認知」といわれる「自分のことを客観的に見る力」「認知していることを認知する」ことです。

ぼくもえらそうに言える立場ではありませんが、ちょっと幽体離脱するように、自分を客観的に見れる、もうひとりの自分を想像します。

つまり空から俯瞰して自分を見ているイメージです。

そうすることで、今いる現在地と目的地までの手段を見極める作業が大事になってきます。

例えば、目的地が大阪だとした場合、今の現在地が沖縄なのか、神戸なのかによって、行く道のりも手段も時間も準備物も変わってきます。

それをいかに人生を通して、見ることができるか、メタ認知能力も社会を生き抜く力として、必要とされています。


モチベーション

あとやはり手段と目的を見間違えることで、モチベーションの欠如につながります。

ぼく自身も大学へ行くことが目的になっていたので、大学に入ってからは遊ぶことが目的に変わり、今思えば、なんてもったいない学生生活を送っていたんだろうと思います。

その先にある社会に何を届けたいのか、それを考えるだけでまた違った未来が訪れていたかもしれません。

わかりやすい一例を言うと、料理人の料理を届けることは一つの手段であって、その料理を提供した先にお客様の笑顔であったり、家族団らんの時間の提供であったり、また違った角度で見ると、地元農家のためであったり、地域活性のためであったり、色んな付加価値が生まれてきます。

だからこそ料理以外の部分で、人のためにできることで、より良いモチベーションを維持できるのではないでしょうか。

またモチベーションを上げるには、とにかく行動することも大事だと言われています。

やる気があるのではなく、行動するからやる気がでてくる。

ぼく自身もこのnoteはやる気があって、書き出すと言うよりは、書き出すと共にやる気が湧いてくるイメージがあります。


昔の自分へ一言

是非、だまされたと思って、ドラゴン桜を見てほしいのですが、学生時代の自分へ伝えたい言葉としては、

ただ単に真面目に勉学に向き合うだけではなく、もがきあがけば道はあるし、その先にある目的を見てほしい
勉強や成績には意味はないのだけれど、勝つための方法だけを考えることで、社会で生き抜く力になる

ということです。

まだまだこれから生きるために必要なスキルだし、自分の息子にも伝えていきたいメッセージであります。

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