見出し画像

[Match Review]横浜F・マリノスvsガンバ大阪/2022/10/08


こんにちは、こんばんは。

失意の敗北となりました。

なぜ点が取れなかったのかを
紐解ければと思います。


Line Up



マリノスは前節から1人も変えず。
変えなかったというより変えれなかった
という方が正しいのかもしれない。


ガンバは主力の齊藤が出場停止。
食野に代わり小野瀬がスタメンに。


何のためにサイドから攻撃するのか



多分、今季で一番敵陣に押し込み続けた試合でした。

後半残り15分を永遠と行ってる感じ。

しかしながらいくら攻めても得点には至らず。

ここまで内容と結果が結びつかないのも珍しい。

そんなマリノスを苦しめた1つは
松田監督の代名詞であるゾーン守備

4-4-2できっちりと統率の取れた守備だった。


(かなり綺麗にブロックを形成していたので
どのような練習を経て今に至ったのか
ぜひ見学してみたいなあ)

この4-4-2により中央がカチカチに
閉められているのでサイドから得点の糸口を
いつも以上に掴まなくてはならなくなった。

さあどうやってサイドからゴールに迫るよ!?
って問いに対してマリノスは

サイドに密集を作り迫る方法を選択。

今シーズンお馴染みのやつ。



実際前半から数多くのチャンスを創れていた。
そしてボール周辺に人数を割けているので
失っても即時奪回出来ており
今までの試合史上一番攻守両面において効果的に
作用していたように思う。


ここで大切になってくるのは


なぜサイドから攻撃するのか

ということ。

おおよそですが

中央は固められている。
無理に突っ込むと奪われるリスクが高すぎる。
なら比較的スペースがあるサイドから
固められている中央を緩くさせようぜ

っていう段階があってサイドから攻める
狙いを持ったと思われます。


無理に中央を固めている相手を、
むやみに中央から攻めて奪われた場合
相手に365°ボールを動かす選択肢与えてうるので。
(365°は大袈裟ですけど)

その奪われた後の懸念がはっきりと現れたのが
先制点を奪われるCKを獲得するまでの流れ。


マルコスがアンロペにポストプレーを促すパス。
しかし競り合いに負けてロストしてしまう。


ガンバからすると奪った場所が中央で
選択肢が豊富にある状態。
マリノスからすると的が絞れないため
むやみにプレスに行けない。

何とかサイドへと制限するもあえなく前進
を許し自陣でスローインを取られてしまった。

そしてこのスローインからガンバはCKを獲得。

あえなく先制点を献上してしまった。

これが中央から無理やり攻めることで
起きるデメリットの一部。

このようなことをなるべく起こさないために
サイドから攻める必要性があったようにも思います。


話を逸らして。




攻撃の最終目標は何なのかって考えた時

ゴールを決めること

そのためにはシュートを打つことが望ましい

なるべくゴールから近く中央よりで打てると
なお良い。

シュートを打つためにはシュートチャンスを
作る必要がある。

シュートチャンスを作るにはなるべく
失わずに敵陣に攻め込むと良い。
(ここがいわゆるビルドアップ)

という感じで繋がっていり。

サイドでの密集は
シュートチャンスを作るために行うもの。

そしてこの流れはボールを持っている限り
やり直しがきくものです。

だから毎回シュートを打とうとしなくて
シュートチャンスを作ろうとしなくてよい。
無理なら下げていい。

クロスしか上げる手段がないなら
別に後ろに下げてやり直してもいいわけです。

まあこの試合SBのインナーラップを必ずといって
いいほど行っていたので下げたところで
やり直せるだけのリソースはなかったし
攻め切れ!というメッセージが
強調されていたのかもしれない。

また、逆サイドにはマリノスは人が少なく
ガンバは多かったりするので逆に失うリスクが
高いと判断していたんだろうなあ。

ここだけ見ていて引っかかった部分。





話を戻して。

その片方のサイドに人をかけるデメリットも
同時に出ていてたように思います。

それはクロスに合わせる枚数が足りないということ。


これが手段を目的にしてしまったため
起こったことなのかもしれない。

流石に元代表のCBとGK相手に
2枚じゃ足りないかなと….

じゃあどうやって中の枚数補うんや!?ああ!?

SBが入ればいいような気もするけど
こんな感じに跳ね返されたり、奪われた後の
中央のケアが出来なくなり
カウンターリスクが高まってしまうので
それは難しいし。

マルコスは密集の中で引き付けて広げる
役割があるから難しいし。


ボランチは必ずと言っていいほど2人とも
サイドに作る密集に関わるため難しいし。

そのため人数を補えないなら上げる場所変えれば
いいんじゃない?
っても解決策。

大外からより1個内側から上げるという変化。


22分マルコスのクロスにエウベルが合したシーン。

このマルコスが上げた場所とかだと2人でも
チャンスは作れるような気がする。

CBの片割れをニアに生まれるスペースを
消すことに促せたりするから。



(ベンチではレオがチマにあそこは
頭で押し込むのもありだなみたいなことを
身振り手振りで伝えていて少しほっこりした)


もう一つ解決策としてあるのは
築かれている人垣にビビらずシュートを打つ
というもの。

実際ネットを揺らせたシーンはチマが
シュートを放った流れで生まれていた。

とクロスだけじゃ厳しくね?というものに対して
試合中に解決策を示していました。


しかしながら一向に合わないクロスを上げ続け

結果的に50本

というシーズン暫定最多の本数にまでなった。

(多分2020ホーム神戸戦以来の50本台)

昌子と三浦はもうめっちゃ頭痛いはずだし
脳細胞が結構少なくなっただろうな….

脳を守るためにクリアするの遠慮しても
よかったんだよ?2人とも。

このクロスを放り込み続けるの
2014のマンUモイーズと
先日の天皇杯準決勝の鹿島対甲府
を思い出しました。

上げども上げども入る気配がないあの感じ。

とはいえ10回やったら9回は勝てるような内容でしたし
まあこんな日もあるさって感じで済ませていい
んじゃないかなとも思います。

90%だから伸びしろがあるってこったあな。

最後に


手段と目的の話を考えると
あれ?これも目的じゃなくて手段じゃない
ってのが頻発して大変。

まあとりあえず2回勝てば良しというのは変わらない。

勝った優勝や!ではなく

勝ってたらいつの間にか優勝してたわ。
みたいに1つ1つ愚直に積み上げていきたい。


次は中3日でホームジュビロ。

またしても残留争い中負けられないという
背景を持った相手との対戦。

いいキッカーもいるし高さがあるやつもいるし
またセットプレーからやられるかもしれない…

アロイージさんはそろそろマフラーが必要かもね….

とはいえマリノスのほうが積み上げたものは多い。
終盤だからこそその差を見せつけたい。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

また次の試合もよろしくお願いします。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?