市民都市研究会

市民都市研究会は、大学教員であり社会実践家である、紫牟田 伸子(編集家)・依田 真美(相模女子大学 准教授)・高野 翔(福井県立大学 准教授)の3人が、「コモンズとしての都市/City as a Commons」の視座のもと、都市論を研究し実践するための研究会です。

市民都市研究会

市民都市研究会は、大学教員であり社会実践家である、紫牟田 伸子(編集家)・依田 真美(相模女子大学 准教授)・高野 翔(福井県立大学 准教授)の3人が、「コモンズとしての都市/City as a Commons」の視座のもと、都市論を研究し実践するための研究会です。

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「コモニングする都市」のデザイン原則: 自然資源と都市のコモニングの違いとは

「City as a Commons-コモニングする都市」では、イタリアを中心とした「Co-Cities Project」の概要や、「コモニングする都市」を実現するためのプロトコールについて紹介した。今回は、そのプロトコールの基盤といえる「5つのデザイン原則」について、より詳しく見ていこう。都市研究/実践家であるジェイン・ジェイコブスや、コモンズ研究者エリナー・オストロムからの影響についても紹介する。 「コモニングする都市」の5つのデザイン原則 まず、初めに「コモニングす

    • 【Commons Papers 02】 「アーバン・コモンズ・トランジッションの進展」 ミッシェル・バウエンス

      『The Co-Cities Open Book』では、2015年にボローニャで開催されたコモンズ研究の国際会議「The City as a Commons」で発表されたアカデミックペーパー(英語)を公開している。本稿は、その中から「アーバン・コモンズ・トランジッションの進展(Michel Bauwens/ミッシェル・バウエンス)」を取り上げ、都市コモンズの研究・実践に向けて、市民都市研究会が和訳し共有するものである。 アーバン・コモンズ・トランジッションの進展Michel

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        『The Co-Cities Open Book』では、2015年にボローニャで開催されたコモンズ研究の国際会議「The City as a Commons」で発表されたアカデミックペーパー(英語)を公開している。本稿は、その中から「ソーシャル・コモニングのためのデザイン戦略 (Ezio Manzini/エツィオ・マンツィーニ)」を取り上げ、都市コモンズの研究・実践に向けて、市民都市研究会が和訳し共有するものである。 【筆者について】デザイン学者であるエツィオ・マンツィーニ

        • City as a Commons −コモニングする都市

          コモンズとしての都市(City as a Commons)とは01  コモンズの背景 02  コモンズとしての都市という間の視座 03  世界的なコレクティヴネットワーク いま「コモンズ/Commons」の捉え直しが進みつつある。「コモンズ」という概念は、かつては森林や農地などの共有地とその運営、そして利益分配の方法のひとつと捉えられてきたが、いまや「私たちに共有のものや場所」という意味で大きく捉えられるようになっている。これは、”国家だけでも市場だけでもない”第三の方法と