#49:ベルギーからの来客(2)_閉山後の上高地ハイキング
(1)の続き。一泊二日での松本旅行の内容をつらつらと書き留めていく。
一泊二日旅行の行き先決め
友人は5日間の滞在予定。一泊二日でどこかに小旅行に行こうと話しつつも、これまでに2度日本に来て色んなところを訪問済なことを知っていたので、やや迷いながら候補を提案した。
会津若松、長野市と上田市、松本市、伊豆、の4つで提案した。メッセージに書いている通り、どれも歴史と豊かな自然を有する地域だ。
会津若松であれば城下町と吾妻山、長野市と上田市は町と戸隠や飯縄、松本市は町と上高地や乗鞍、伊豆は町と達磨山あたりを想定していた。
この流れで松本市がチョイスされ、松本市へ行くこととなった。
閉山済の上高地
松本市へ行くとなれば自然のアクティビティは上高地だろうと調べると、なんと上高地は11/15(金)に閉山するということだった。僕たちの旅行は11/16-17を予定していた。タイミング。
とはいえ閉山済ではあれど、入ってはいけないわけではない。このオフィシャルサイトの通り、自己責任で入ってもよい。
今年の天気であれば雪山になることもなく、観光客の出払った上高地を楽しめるだろうと上高地に行くことに決めた。
東京から沢渡駐車場へ
早朝の自宅を出てカーシェアリングで予約した車を拾い、上高地の入り口となる沢渡駐車場へ。高速道路でSAに寄ると、ヨーロッパの簡素なものとは違うので友人も楽しんでいた。特に、このトーヨーベンディングの自販機で買えるコーヒーは僕も好きなのだが、「自販機で音楽が鳴る!」と友人は手を叩いて喜んでいた(コーヒーの味も褒めていた)。
紅葉の時期の上高地といえば渋滞が全国ニュースになるほどであるが、全く渋滞にはまることもなく沢渡駐車場に到着。おじさん2人組には「もう上高地には行けないよ」と忠告される始末だった(「行けますよ」と返しておいた)。
沢渡駐車場から中の湯へ
沢渡駐車場で準備をして、中の湯へ向かうバスを待つ。このあたりのバスは最近予約が必要になっている(予約がなくても席が空いていれば座れる)ので事前に予約しておいた。
閉山後のバスはここで予約できるのだが、閉山後に行けると知っていてもなお自力でこのページを見つけるのは難しかった。もし濃飛バスの担当者様がこのnoteを見られるということがあれば、ぜひUIの改良をお願いしたいところだ。
沢渡駐車場のバス停にはイギリス人の女の子が2人いて、5週間の日本旅行を楽しんでいると言っていた。前日に上高地(閉山翌日)に行き、今日は飛騨の方へ抜けていくとのこと。スリランカにも行っていたらしく、「良い国だったねー!」と盛り上がった。スリランカ旅行記はこちら
釜トンネル〜上高地
2人はバスを予約していなかったので、少しだけ通訳を手伝いバスに乗り、中の湯へ。中の湯で降りて歩き始めた。まずは釜トンネル、1,310mでトンネルの両端の標高差は約100m、10%弱の斜度が延々と続き、もちろんトンネルなので眺望もなく、なんとも修行感溢れる。
トンネルを抜けると、後はある程度フラットな道が続き、閉山してシーンとした上高地へたどり着いた。片道1時間半と少し、だった。
この日は上高地周りだけが生憎の天気(松本のほうは晴れていた)だったが、梓川の雰囲気やニホンザルから豊かな自然の雰囲気を味わえた友人は満足そうだった。
バスターミナルでは職員の方にも話しかけてもらった。職員の方はこれからヨーロッパの山を3週間かけて回るとかで羨ましい。上高地周辺は、当たり前だが山好きがたくさんいる。
同じ道を辿って中の湯に戻り、沢渡に帰るバスに乗り(なんと、行きと同じ運転手さんだった)、沢渡からホテルの予約をした乗鞍高原へ向かった。長くなるので(3)へ続く。