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#7:2024年8月スリランカ旅行記(1)

8月に1週間の休暇を取得し、スリランカを旅した。


Why Sri Lanka?

なぜスリランカなのか。色んな人に聞かれた。
まず、僕はそこまでリゾート地に興味がない。あと趣味の登山やハイキングを海外で試してみたいという思いがあった。これに当てはまる土地はないかとGoogle mapを開き、世界をバーチャルに旅してピックアップした候補が

・スコットランド
・ネパール
・スリランカ
・ジョージア

だった。次に、休暇は1週間であること(トランジットや長い移動で時間をロスしたくない)、また予算もそこまで緩くは設けられていない、というので「スリランカにしよう」と決めた。

スリランカ、なんと
・成田空港から直行便がある
・上記候補の中で航空券が一番安い
が当てはまった。そして僕はカレー好きである。そうしてスリランカ行きが決まった。ちょろいものである。インドに今まで累計で6週間滞在したことがあることも心理的ハードルを下げていたし、なんならちょっとした身近さすら感じていた。

旅の準備

さて、飛行機のチケットも手配し、ビザ。スリランカに入国するには日本人はビザが必要だ。事前にE-VISA申請をするか、空港でアライバルビザを取得するか、が求められる。

…。

スリランカのイミグレサイトより

E-VISA申請サイトがワークしてない!あー、最高。旅っぽくなってきた。こういう「ぽさ」、良い。ちなみに最初にE-VISA申請しようとした7月後半からこの記事執筆日までずっとこれ。日本だと即座に手が入りそうなものだが。

しょうがない、アライバルビザで行くか。

道中

スリランカ航空に乗ると、サリー姿のCAさん達が迎えてくれる。機内食のカレーは旨く、隣に座った成田で働いているというスリランカ人青年が色々教えてくれて、これから始まる旅へワクワクが膨らんでいく。

コロンボ空港に着き、ドキドキのアライバルビザ申請。通るだろうと思いつつも、もしものことがあれば帰国するしかないという事実が心の中に微妙な影を落とす。申請カウンターで「アライバルビザお願いします!」とお金を差し出した数十秒後、「要らないよ」と言ってお金もパスポートも返されてしまい、そのまま入国審査へ進むよう促された。

頭の中ははてなマークで埋め尽くされる。ビザが必要な国で「要らないよ」って通されることある?スリランカ人、そんなに仕事したくない?と混乱。周りの日本人たちも混乱し、入国審査(サッと通ってしまった)後の荷物ピックアップコンベアで「これ、大丈夫なんでしょうか?」とお互いに相談し始める始末。まさかの事態にちょっと高まる結束。

「出国時に揉めたら嫌だなあ」(結局問題なかった)と思いながら荷物をピックアップし、SIMカードを調達&両替&ホテルへのタクシー手配(素晴らしいことに到着ゲート出口目の前にすべて揃っている)、を完了しコロンボへ。飛行機は3時間遅れてしまい、既に夜8時。翌朝から移動なので早くホテルに向かいたかった。

タクシーは高速道路でコロンボへ。高速道路はきれいな道で、途上国あるあるの渋滞で鳴り止まないクラクションからは程遠い洗練具合に快適さすら覚える。30分ほどで土曜日の夜のコロンボへ到着した。

スリランカ旅の始まり

スリランカへの入と出ぐらいは体調を整えるためにもゆっくりしようと「フォート」と呼ばれる高級なエリアの、1泊10,000円ぐらい(スリランカにしては高級)のホテルをおさえていた。部屋に入ると、近くでやっているライブの音がめちゃくちゃ聞こえる。

整ったきれいなお部屋

アマチュアバンドがどこかのお店で演奏していて、その演目はLinkin ParkやThe Offspringだった。ミッドサーティーなので青春ど真ん中、スリランカ旅行はじめに突然こんなエモさがもたらされるとは思っていなかった。しかも日をまたいで0:10ぐらいまで終わらなかった。コロンボの土曜日の夜は長いようだ。

旅の疲れもあり、スッと眠りに落ちた。34歳夏休み、スリランカのひとり旅が始まった。

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