体調の良くない時に思い出す曲
皆さん、お元気ですか?
暑いですが、私は元気です。
本当に体調を崩すとこんなテーマで書くことも
できないので、元気なうちにこんな話を書いて
みようかなと。
体調の良くない時に思い出す曲ってありますか?
昔から私はちょっと身体が強くなくて
細心の注意を払って、体調管理をしながら日々
健康に過ごす癖はついているのですが、20歳
くらいまで気管支喘息があって、その時に呼吸が
浅い中、聴いていた曲をふと思い出しました。
究極に体調を崩すと、最終的にはもう音楽とは
ともにいられなくなるのも、私も少しだけ知っていて。
大学2年の時に喘息を少しこじらせて、自分で
コントラバスを弾くのをやめた過去があるの
ですが、音楽が傍にある生活が続くと、無音な
場所にいると孤独な感情が強くなるのかも
しれません。
いや、どんなに病気に蝕まれても、みんなが応援
してくれても、最後は自身の中にある回復力で
蘇っていくしかないから、最たる孤独の中に
入らざるを得ないけれど、耳から聞こえる音は
自分の一部として一緒に頑張る存在になりうるのかもしれません。
NHKスペシャル Last Days 坂本龍一 最期の日々
この番組の放送の日、私は涙を流しながら
テレビで観ていました。坂本さんの『12』と
いうアルバムの音は、本当にそんな音だなと。
体調が悪いときは、もう歌詞は耳に入らなく
なってしまうし、リズミカルな音楽は自分の
気持ちが追い付かないから辛くなってしまうし。
でも音が聴きたいという心境にそっと寄り添ってくれる音。
この極限の状態で作品を作ることで精神力を
保つことができる、その気持ちを回復力に
変換しようとする坂本さんの姿や、人の創作の
いとなみに心を揺さぶられて泣いて
いたのかな、私。
人って儚くも強く美しい。
ちなみに私が体調の良くない時に
よく聴いていた曲は
大好きなMy Little Loverの「雨の音」です。
今も体調崩したら、きっとかけると思います。
しんどいときって、その場の描写だけで
十分なのかもしれないですね。
そのままを受け入れて、傍にいてくれたら
良いんでしょうね、音楽も。
直近では米津玄師さんの『LOST CORNER』の
「POST HUMAN」も体調悪い日にも聴けそう。
(アルバム買いました。聴きごたえあって、
様々な表情のある作品たち。これから丁寧に
大事に聴こうと思います)
藤井風さんの「満ちてゆく」も小さい音に
して聴くと大丈夫かな。
(なんでこんなに自分だけ体調が悪いん
だろうと思っているところを過ぎて、受け入れて
治る兆しのときに聴きたいかな)
ちなみにサザンオールスターズだと
「夏をあきらめて」
ポルノグラフィティだと
「Twilight,トワイライト」「別れ話をしよう」
を選ぶ私ですが(体調崩しちゃいそうだな、と
いう予感のときかな。体調を崩すちょっと前くらい。)
言わずもがな、遠距離恋愛中はおすすめ
できません。この曲たちをリピートすると、
体調がすぐれないことに気付かれないばかりか、
本当に別れることに繋がる威力が歌詞にあります。。。ね。
(今となっては懐かしい昔話。それでも残暑を
感じるこの時期に、無意識にこの曲たちの
メロディは口遊みたくなるんですけど)
体調を崩さないことが大事だけど、そんな元気
いっぱいの毎日ともいかないので、こういう
透明にも近い切ない色の音楽も、聴く側の場面に
よっては光だし、アルバムの曲やB面としてふと
登場してほしいと願う、か弱いリスナーなの
でした。