【よみがえる遺産】画数の多い折り紙、そして君の名はトップアスリートの解像度
チェーンナーさんの企画【よみがえる遺産】へのバトンを、スージー・ワイさんからいただきました。
企画の概要は下記のとおり。
・ダッシュボードの<全期間>で一番ビューの多いnoteの画面のスクショを貼る(任意)
・一番読まれたnoteの記事をアップ(これは必須)
・感想、当時の心境、書いた動機、みなさんの言いたいことなどを書く!
・文字数は自由
遺産ということで、タイトル画像は世界遺産のアルベロベッロのトゥルッリ(南イタリアの白壁の街並み)してみました。ぼくの中でいつか行ってみたい遺産トップ5、かつ発音がウルトラ困難な遺産トップ5です。
1.スージーさんの紹介
まず、バトンを渡してくださったスージーさんについてご紹介します。
スージーさんは、西洋美術を中心に日々アートに関するnoteを書かれている美術史家。ぼくはアマチュアの西洋美術史好きなので、スージーさんのことを勝手にアートの先生と崇めては毎日noteを興味深く拝読しています。
そんなスージーさんとの出会いは、この春に毎日投稿されていたアートを訪ねる旅の記事。イタリアのボローニャ、フィレンツェの美術館を巡られた紀行文は巣ごもりの毎日を華やかにしてくれました。アートの専門家と一緒に作品を巡っているような感覚で読めるのが楽しくて。
最近は、特定の絵画や画家を取り上げたnoteも投稿されています。美術史の専門書を紐解くのは素人には大変だけど、スージーさんのnoteは専門書をひとつまみするように解説してくださるのでとても嬉しい。
アート界隈に関する見解も読みごたえがあります。読んでいるうちに背筋が伸びてくる。
夏にはアート記事のまとめマガジンもスタート。artの原義が「つなぎ合わせる」にあることを視点にして…というコンセプトが素敵すぎます。noteの街に点在する記事を様々な角度で集めてくださっているので、フォローすればきっと世界が広がること請け合いです。
ぜひ、スージーさんの記事をご覧になってみてください。
2.PVの多い記事の紹介
ぼくのnoteの中でPVの多い記事、の話。noteを始めたのが今年の2月なのでまだ9カ月しか経っておらず、遺産と呼べるほどまだ時間が経ってないというか熟成してない。酒か。
いつか遺産になると信じて現時点の相続財産目録を公開すると、トップ10は次のとおり(PVの数値は伏してます)。
▶ 画数の多い漢字はカッコいい
▶ 折り紙というアート
▶ 新酒、春酒、夏酒、ひやおろし、そして
▶ 映画「君の名は。」と日本酒に関する一考察
▶ トップアスリートは名前もカッコいい
▶ 「感情解像度」の解像度
▶ Lost in Alsace
▶ 「読むこと」と「書くこと」と「生きること」との間には柵がない。
▶ やわらかロールをたずねて三千里
一番PVが多いのはこの記事でした。
ぼくがたまに書いているくだらないコラムの騎手。画数の多い漢字たちについて、ひたすらそのカッコよさを語るだけのnote。これが20年来の想いの吐露だというのだから一体何を考えて生きてきたのか不明ですが、懲りずに続編みたいな記事をまだ書き続けていたりします。
このnoteは、今年3月の投稿後にあきらとさんが #note珍百景 に取り上げてくださったおかげで多くの方の目に触れることになりました(嬉しかった)。と思ったらその後もずっとコンスタントにPV数が伸びている。最近はコンスタントに毎月1,000PV以上。
原因は、この企画の参加されている方が既にたくさんコメントされているのに同じくnoteのSEOの強さ。検索流入が多い。「画数の多い漢字」で検索すると上から3つか4つめに出てきます。
はじめのうちは、画数の多い漢字に惚れ込んだ同志が世に大勢いると喜ぶと同時に世も末だなと思っていたのですが、様子がおかしいと気付いたのは夏頃。画数の多い漢字を調べたいという真剣なアカデミックインセンティブで検索した人たちが、不幸にもこの無益無駄極まりない記事にたどりついてしまっていたのです。慙愧の念に堪えません。この場を借りてお詫びしたい。
ちなみに、一番ちゃんと読んでいただけていると思しきnoteはこちら。
今年6月に入谷聡(illy)さんが企画された #磨け感情解像度 のコンテストに応募した作品。自分が「言葉」を巡って長年考えていたことをまとめ上げた記事で、ダッシュボードのとおりPV数としても6番目に多いもの。
9,000字の考察を書き上げた達成感があったことに加えて、コンテストの佳作に選んでいただくという僥倖に預かりとても嬉しかったです。そんなわけで思い入れの深いnoteの一つ。改めて、読んでいただいたすべての方に感謝を申し上げます。
…という感じで、果てしなくどうでも記事と真剣に考えた記事の2つをご紹介しました。どうでもいいとは言ってますが、実はくだらない文章を書くのも大好きなのでどっちもすごく喜んでいるというのが本音です。
内容は何であれ、星の数ほど文章が溢れる今の時代に誰かに読んでもらえるというだけで奇跡です。これからも振れ幅を気にせず自由気ままに書いていきますが、それが誰かの気持ちに届いたら嬉しいなと思っています。
3.次にバトンをお渡しするのは…
バトンは、森本しおりさんにお渡しします!
しおりさんは、ぼくがnoteを始めて間もない頃に声を掛けてくださった数少ないお方の一人。初めてご本人にお伝えしたときと変わらず、優しく、静かに、大切なことを語り掛けてくださる文章に惹かれています。
#磨け感情解像度 の作品を書ききることができたのも、下記のしおりさんの記事を読んで背中を押していただけたから。このコンテストに限らず「解像度」という言葉を耳にする機会は増えている気がしますが、そのトレンドを冷静に見つめ直すきっかけをくれるnoteです。
こういう、日々のちょっとしたもやもやを言葉にしてくださるのも好きです。不器用だからこそ「よりみち」できる。よりみちしなければ見えなかった景色がそこにはある。ふっ、と肩の力を抜かせてくれる素敵なエッセイです。
記事をすべて拝見できてはいないのですが、ご紹介してたらまた読みたくなってきたので今日これから遡ります(宣言)。
最近はイラストまで手掛けられています。すごい。こちらのnoteで紹介されている1つめのイラストの女性、かわいすぎませんか?
…とバトンをお渡ししようとした矢先、こちらの【よみがえる遺産】の企画が 11月12日(木)23時59分 までになったとのご連絡がありました。
締切まで残り5日。ここでバトンをお渡しするのは流石に申し訳ないとも思ったのですが、事前にご相談したところ、しおりさんは快く引き受けてくださいました。ありがとうございます。
では、バトンをお渡ししますね。
アンカーの快走、楽しみにしています!
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