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猫の日、うちのねこズ

「2月22日=猫の日」というのがすっかり定着して、今年も世間は猫の日に向けて盛り上がっているようだ。

猫の日に限らず近年の猫ブームにあやかろうというのか、最近はあちこちで猫関連の商品やサービスを目にするようになった。

テレビでも、動物番組といいながらほとんど猫ばかりだったりする。

なんでもかんでもとりあえず猫型・猫柄にすれば売れると思っているんだろうか。そんな単純なというか、安直なというか。

そんなわけでお店に猫型の何かが並んでいればとりあえず手に取り、録画した「岩合光昭の世界ネコ歩き」を3本ぶっ続けで見たりする単純に猫大好きな私は、世間を猫であふれさせている単純すぎるマーケティングを大変ありがたいものと思っている。

実家では3年半ほど前から、猫を3匹飼っている。

家族みんな猫好きでいつか飼いたいと思っていたところ、外出先で車のよその車のエンジンルームに入り込んでいた猫を保護した。3匹とも女の子で、手のひらに乗るほどのサイズの子猫だった。

同じ母猫から生まれた子猫でも色や柄が結構違ったりするものだが、うちのは3匹ともほとんどおそろいみたいなキジトラだ。

以前同僚に写真を見せたら「これ家族以外は見分けつかないヤツですね」と言われた。多分他の人から見てもそうなのだろう。

家族から見ればみんな違って、首輪を嫌がるので何もつけていないけれどそれでも見分けはつく。

ちなみに私は人の顔を覚えるのがあまり得意じゃない。ファンの方がいれば怒られると思うので先にあやまっておくが、実はKing & Princeの2人はどちらがどちらか分からなくなる。(誰からも同意が得られないのだけど、このお2人のお顔立ちはものすごく似てると思うのは私だけ?)

そんな私でも3匹のキジトラは見分けがつくので、King & Princeのお2人はうちの3匹のねこズより似ていると思う。(ごめんなさいどうかお許しを!)

この体勢、この角度でもよゆーで見分けつく。

とはいえ見た目はよく似た3匹だが、みんなそれぞれ個性がある。

子猫の頃からその違いはよく出ていて、好奇心旺盛で怖いものなし、すぐぴょこぴょことどこかへ行ってしまう子もいれば、初めて見るものにはなかなか近づけないビビりもいる。

唯一ご飯をねだる子は子猫の頃から食いしん坊で、初めて固形のご飯をあげた時にものすごい声を出していた。

猫らしくマイペースなのもいれば、可愛がられ上手なアイドルみたいなのも、反対に甘えるのが苦手な不器用なのもいる。

毛の触り心地もみんな違うし、好きな居場所もご飯の好みも寝相も違う。子猫の頃から同じ環境で育てているのに、こんなにも違いが出るのは不思議でおもしろい。

母は犬を飼っている叔父(母の兄)に「大きくなったら見た目が変わらないから写真はだんだん撮らなくなるよ」と言われたという。

しかし我が家では今でも撮る枚数は一向に減らず、似たような写真を何枚も撮っては家族のLINEアルバムにアップしている。ちなみにアルバムは既に3つがいっぱいになっている。

ちなみにLINEのアルバムは1つに最大1000枚の写真が入る。全部で3000枚あるわけだ。アップしていない写真もあるというのに……。

猫がいることで外出に気をつかったりすることはあるものの、それ以上に猫の存在によって我が家の生活は潤っている。どれだけ見ていても飽きないし、いるだけで癒される。

今はまだ若いので病気もせず3匹とも元気だが、猫だってそのうち歳をとっていく。

父がニュースか何かでペットロスの話題を目にしたらしい。「うちは3回もペットロスにならないといけないの〜」とか言っていた。

心配したってどうしようもないことだけど、それは今から本当に不安だ。偶然拾ってくるまでなかなか飼えずにいた理由は、そこにもある。

いい思い出が増えたら、その分悲しみも深くなるのだろう。耐えられるんだろうか。正直、考えたくもない。

だけどやっぱり我が家のねこズには幸せであってもらいたい。本当のお母さんはどこへ行ったんだろうと考えてせつなくなることもあるけど、それでもうちに来てよかったと思ってもらいたい。

拾ってきた者の責任だ。目一杯かわいがって、幸せにしてあげないとな。
これからも元気でいてくれよ。

おまけ。動物園で見たユキヒョウ。大きいけどねこだった。カワイイ。





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