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3度目の挑戦。

もうすぐ40歳

今の会社に勤め続け10年が経ち、社内でそれなりのポジションまで出世した。この10年を振り返ると、我武者羅に働いてきた。
営業職として賞与を得るために実績を上げ、管理職として部下を鼓舞しチームの成果を上げた。
評価されたかったし、認めてもらいたかったのだと思う。
個人成績とチームの成績で2016年全国3位、2017年全国1位、2018年全国2位の結果だったし、2019年には1人で会社のYouTubeチャンネルを立ち上げて2021年にはチャンネル登録者数が10,000人を超えた。

その頃の自分は少し「傲慢」だった。

そして、そんな私に対して社内では特に何も評価されなかった。
少なくとも、自身ではそう感じた。
なぜならば昇格辞令で発表された内容がそうだったから。
私は特段、昇格も降格もなかったが若手の後輩が私の上席となったのだ。
彼はとても優秀だし、私には無い良い所も多数ある。
別にその事に不満はないし適切な人事だったと思う。
ただ、彼以外にも若くて優秀な人がどんどん出世し評価され
私と同世代の人やそれ以上の世代の人達が次々と冷遇されていった。
「世代交代」の波はアラフォーの私にとっては、どうする事もできず絶望した。

様々な想いを巡らせたが、己のキャリアが世間に評価される様なものは何も無いという事を悟ったのもこの時でした。
これは、転職活動を少し試みた事でもすぐに実感した。

26歳の時に勤めていた会社を辞めた時に「起業」を考えたが・・・
当時は実力不足を感じていたので「起業」は諦めて「転職」をした。
その頃に比べれば、社会人としてレベルアップはしたものの誇れる様な実績は何も無かった。

社内で結果を出してきた自負はあるが、そんなものは大して評価されない。特に業界が変われば、ただの素人扱い。
異業種の大手企業にエントリーしてみたが見事に書類選考で門前払い。
無力さを痛感し、少し落ち込んだが
ポジティブ人間の私が行き着いた結論は難関国家資格を取る事でした。

「社会保険労務士」という国家資格

難関国家資格といえば色々あるが、私が合格できるようなものはあるのだろうか?

本屋さんの資格コーナーで目に留まったのが・・・「社労士」だった。
確か、大学生の時にも「社労士」の本を見た気がする。
でも、「社労士」が何なのか、どんなものか全く知らなかった。
ひとまず社労士の入門書を買って読んでみることにした。

社労士について調べてみると、その内容に魅せられていき
資格取得のモチベーションがどんどんと上がっていった。
試験の難易度は高く、この資格の価値の高さを感じた。
試験科目も「労働基準法」「健康保険」「年金」など大人の教養として学ぶべき内容なので、これは合格云々ではなく勉強すべき内容と思った。

学生時代は勉強が苦手だったが、社会人になってからはストイックに学習や暗記もしてきたので、意外と短期間で合格も目指せるような気もした。
試験科目が自身の業務との関連もあるので、何だか自信も湧いてきた。

国家資格「社会保険労務士」の勉強を始めたのが2022年2月の事でした。
当時37歳だった私は、漠然と40歳になるまでに「何者か」になりたいと思い独学で勉強を始めました。

社労士試験は毎年8月末に行われます。
2月に勉強をスタートしたので1年目は約7ヶ月間でどこまでいけるか?
そんな挑戦でした。
毎日家族が寝た後に、夜の23時くらいから2~3時間くらい勉強しました。

今思えば、1年目の独学は大失敗でした。
テキストを読んでも理解ができず、全く勉強は進まず
費やした時間に対して、学んだ事はごく僅かでした。


YouTubeチャンネルを開設

1年目の社労士試験は力及ばず不合格でした。
合格ラインは遥か先で、あとどれ程勉強をすれば合格できるか?
皆目見当がつきませんでした。

そこで、2年目は勉強方法を変える事にしました。
その方法がYouTubeチャンネルを開設し勉強した内容を動画にして発信する。
投稿した動画を改めて仕事中や移動中に聞き流しで学習する。
これならば理解は深まるし、働きながらでも合格に近づける様な気がして毎日動画を投稿することを目標に勉強を続けました。

毎日動画投稿するという課題を作ったことで、モチベーションの維持にもなりました。再生回数やチャンネル登録者数も微力ながら右肩上がりに増え、春頃からは収益化する事もできました。

2年目も毎日家族が寝た後に23時くらいから2~3時間くらい毎日勉強しました。2回目の試験までの約1年半で都合800~1000時間くらいは勉強したと思います。

そして(令和5年)2023年8月の2回目の社労士試験の結果は・・・
また不合格でした。


3度目の社会保険労務士試験

2023年8月の試験が終わり、どうしたら来年の試験で合格できるのか?
色々考えてみました。
1年前に比べ全体的に理解は深まったものの、まだまだ合格レベルには及ばず実力不足を痛感しました。知識の穴もあちこちにありました。
まずは、各科目の知識の穴を埋めて全科目幅広く基礎的な知識を付けることが重要だと考えました。

YouTubeの毎日投稿もストップし弱点をじっくり見つめ直す事にしました。過去問を分析し一科目づつ分からない所が無いように、とにかく出題範囲を全てムラなく穴の無いよう勉強しました。

勉強時間も夜から朝に変更しました。
毎朝早起きし始業前に2時間勉強。
隙間時間や休みの日にも勉強。

6月は89時間、7月は102時間、8月は127時間の勉強をしました。
この直前期は何をしている時も頭の中は社労士試験の勉強の事ばかり考えていたと思います。

そして、(令和6年)2024年8月の社労士試験を受験して参りました。


結果はこちらの動画をご覧ください。

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