種類で見るマンションの駐輪場
ファミリー層が多い分譲マンションでは、日常的に自転車で外出される方も多いため、駐輪場は必要不可欠な施設の一つといえます。
しかし駐輪場の種類や運用ルールについては意外と知られていない事が多いのも事実です。
まず、駐輪場は大きく以下の4種類に分けられます。
①平置き
②平面式ラック
③2段式ラック
④垂直2段式ラック
平置きや平面式ラックは、自転車を持ち上げる必要が無いため簡単に駐輪できます。しかし利用申し込み数に対して駐輪スペースが不足しがちになる事もあります。
それでも2段式ラックと比較して採用数が多い理由は、何よりもメンテナンスとリニューアルの費用が安いことが大きいと考えられます。
一方、2段式ラックはラックを引き出す動きがある分、ラックへの負担が掛かりやすくローラーなどの部品交換の頻度も高くなります。機械式駐車場ほどではないにせよ「金食い虫」といえるでしょう。
また、自転車を持ち上げる必要があるため、お年寄りや子供には使いづらいという課題などもあります。
しかし、狭い敷地に無理に平置きの駐輪スペースを設けているマンションでは、自転車同士の接触トラブルが発生することも少なくありません。
このようなトラブルを解決するためには使用細則を見直すことが考えられます。また、リニューアルの時期が近づいている場合には、、マンション居住者の家族構成などを考慮し、より適した駐輪場の種類への変更を検討してみると良いかもしれません。