内藤礼 生まれておいで 生きておいで
内藤礼 生まれておいで 生きておいで
Rei Naito come and live - go and live
今年の夏から冬のかけて東京国立博物館と、銀座メゾンエルメスフォーラムで内藤礼さんの大規模な展示が行われています。(東博は展示終了)
昨年、東博の展示を知り、現代アートの内藤礼さんの展示が東博で?と半信半疑というか、あの大きな東博のどこで、どのような展示がされるのか、気になって気になって、首を長くして待っていました。
平成館→本館(の普段使われていないお部屋含む)で展示されていた作品は、東博に保管されている中からピックアップされた縄文土器や骨と、見事なコラボレーションとなっていて、というか建物も、光も作品の一部になっているような見事なものでした。
答え合わせをするように、リストと作品を確認して、時に座り、時に天井を見上げるように、楽しみました。
係員がいなければ蹴られてしまいそうな母型・・・・やっぱりこの表面張力がもつ緊張感、好きです。
このタイミングではメゾンエルメスフォーラムはまだスタートしていなかったので、東博が終了してからエルメスへ行くことにしました。
というのも会期が重なっている9月7日から23日まではシャトルバスがあったらしく、どちらも混雑している様子だったので・・・。
そして念願のメゾンエルメスフォーラム。
こちらもガラスブロックからの光の中で作品を楽しむことができました。
大好きな内藤礼さんの作品群を東京で2度も楽しむことができた今年の夏。
猛暑の中背筋が伸びるような緊張感と、脳を活性化させるような展示方法で、贅沢な遊びに興じているような感覚になりました。
そしてそのタイトルを思い出して、
生というものの続きに死があって、死から生を感じることもできる、ということを感じ続けています。
今ここにいること、あることが、横にも、縦にもつながっていて、自分の人生になっていること、宇宙ってきっとこういうこと?
自分の人生もそこそこ長くなってきて、子供のころとも、学生のころとも、同じようで変化している、それを励まされているような気持ちになりました。
豊島にも行ってみたいなと思います。
エルメスの展示は25年1月13日まで。
12-19時(水曜閉館)