メニューブックのお話
お店を開業してから約3年間、使い続けてきたメニューブックを作り直しました。さすがに、汚れやへたりも目立ってきて、3年間も変わらないメニューの内容も如何なものかと度々考えていました。そこで、年明けの自粛休業に入ってから、メニューの構成から製本の仕上がりまでやり直そうと決めてから約半年の期間を経て、無事に完成しました。
「まるで本のようなメニューブックが欲しいな」、という発想からスタートしたメニュー作り。メニューブックは、おしぼりと同じく、最初にお客様が手にするものなので、その瞬間から読み進めるにつれて、ワクワクするものをどうしても作りたかったのです。普通にカクテルの名前や、ウイスキーのボトル、葉巻の銘柄を列挙していても、分からない人にはただのノイズでしかありません。その為、分かりやすさとページのつながりも考えて作ってはやめての繰り返しで、書籍の編集作業をしているようでした。そして、他のBarのメニューにはないような分かりやすくて、読んでて楽しいメニューブックを追求した結果、
・カクテルの年表あり
・コラムあり
・葉巻の銘柄の喫味表あり etc...
の、謎に満ちたメニューが出来上がりました。
最後に、メニューブックの見た目も本のようにしたかったので、神戸の老舗の製本屋さん(桜商会様)の力を借りて、表紙の紙の色や質から製本方法までこだわって、ついに完成したというわけです。ネットで販売されているメニューブックとは一味違う存在感です。計32ページのフルボリュームです。
ぜひ、ご来店の際はこの新メニューブックをご一読の上、ご注文ください。