株式会社シンギュレイト

「信頼」を科学し、ピープルアナリティクスで組織開発を支援するシンギュレイト(代表鹿内学…

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「信頼」を科学し、ピープルアナリティクスで組織開発を支援するシンギュレイト(代表鹿内学)です。 イノベーションを生むために必要な「信頼」を育む、1on1やイノベーション・サーベイを開発。 noteでは、信頼、1on1、ピープルアナリティクスに関する明日から使える情報を発信します。

マガジン

  • 研究・論文紹介〜信頼・傾聴・組織開発〜

    シンギュレイトメンバーの研究紹介・発表や既存の論文紹介を行うマガジン。主に、信頼、傾聴、組織開発がテーマ。

  • [鹿内学のまなび]日々の組織開発・人材育成のヒントに

    「日々の組織開発のヒントに」をテーマに、シンギュレイト代表の鹿内が日々の仕事で考えたことや科学的知見に基づく組織開発・人材育成のヒントをお話するコラムです。

  • [鹿内学のしこう]〜思考・志向・まれに嗜好〜

    シンギュレイト代表である鹿内の思考・志向・指向を中心にシンギュレイトの考え方・目指す方向をまとめたマガジンです。まれに嗜好も入るかも?

  • メンバーの成長を促す1on1の秘訣

    「メンバーの成長を促し、主体性を引き出す1on1の秘訣」と題して、1on1の話し方や聞き方のコツや話題について集めたマガジンです。

最近の記事

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イノベーションを生み出す「信頼」とは?新しい関係を生み出す信頼(TRUST)を社会心理学を交えて解説

安心ではイノベーションは生まれない。 不安でも「信頼」して任せることで、イノベーションは生まれる。 こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 新しい部下にはじめて仕事をお願いするとき、他部署の人に仕事を依頼するとき、新しい取引先とビジネスを始めるとき、、、みなさんは相手を「信頼」して仕事を任せることができていますか? 「不安だな......」という気持ちから、仕事を任せることができず自分でやってしまう、こんな経験がある人も多いのではないでしょうか? しかし、それ

    • 変わらない組織が動きだす2つの人事戦略〜経済学と社会心理学の学知から〜[HRサミット2024]

      こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 「新しい技術を導入したいけど、提案しても否定されるだろうな……」 「あの部署と組めばシナジーが生まれそうだけど、関わりないから嫌がられそう……」 こんなこと、身の回りで起きていませんか?どちらもイノベーションにつながる可能性があるのに、周りが気になり動けなくなってしまう例です。もっと身近な例を挙げてみましょう。 「残業減らしたいのに、周りが帰らないから帰りづらいな……」 「紙資料を辞めてデジタル化したほうが良いのに、一向に

      • 信頼すれば収入は上がる?論文紹介「The Right Amout of Trust」

        こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 今回は、「信頼(Trust)」に関する論文紹介です。 みなさんは、人を信頼する人の収入は高いと思いますか?人を信頼しない人の収入は低いと思いますか?この冒頭を書いている編集部員は、直感的に「信頼する人の収入は高くあって欲しい!!」と思いますが、みなさんはいかがでしょうか? そこで、今回は「個人の信頼と収入の関係」について調べた論文を紹介します。 ここがわかれば9割OK!(論文でわかること)①個人の信頼と収入の関係は山型に

        • もはや組織開発!!コミュニケーションのハブとなるファクトブックで、組織にデータサイエンスを[LIFULL×薬王堂イベントレポート]

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 データドリブンな施策立案ができていますか?これまで経験をもとに意思決定をしていた企業にとって、データサイエンスを普及させることは大変なこと。 しかし、その壁を乗り越え、社員全体でデータで話せるようにした企業があります。それが、シンギュレイトがデータ活用支援をしている薬王堂とLIFULLです。 2024年5月28日に、この2社が集まり、データ活用の取り組みを共有するイベントをLIFULL主催で開催。シンギュレイト代表の鹿内が

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        イノベーションを生み出す「信頼」とは?新しい関係を生み出す信頼(TRUST)を社会心理学を交えて解説

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        • 研究・論文紹介〜信頼・傾聴・組織開発〜
          2本
        • [鹿内学のまなび]日々の組織開発・人材育成のヒントに
          19本
        • [鹿内学のしこう]〜思考・志向・まれに嗜好〜
          2本
        • メンバーの成長を促す1on1の秘訣
          5本

        記事

          「ちょうど今、やろうと思っていました!」の会話にある意図とは?職場に潜む信頼と主体性

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 「この作業、やってもらえないかな?」 「ちょうど今、やろうと思ってたところでした!」 こんな職場での何気ないやり取り、身に覚えのある方もいらっしゃるはず。実はこのシンプルな会話の中にも、実は高度な認知機能と話者の意図が潜んでいるのです。 この会話に含まれる意図とはなんなのでしょうか?職場における何気ない会話の中に含まれる意図を考えます。 1つのやり取りに秘められた意図 今回は、ある職場で働く安東さんと馬場さんの会話からは

          「ちょうど今、やろうと思っていました!」の会話にある意図とは?職場に潜む信頼と主体性

          ピープルアナリティクスを学ぶ理由は?人事がデータサイエンスを学び得たこと、今後のビジョンを聞く!![ピープルアナリティクス実践キャンプ第1期生 インタビュー]

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 シンギュレイトでは、株式会社コーナーと共同で「ピープルアナリティクス実践キャンプ」というピープルアナリティクスを未経験からでも学べる実践的な講座を実施しています。 ピープルアナリティクスとは、「人事のデータサイエンス」と言うべきもの。これまで、勘・経験・度胸で決まってきたと言われる人事では、データ活用はあまり行われてきませんでした。しかし、技術の進展や人的資本経営の必要性に伴い、その重要性は日々増しています。そこで、立ち上げ

          ピープルアナリティクスを学ぶ理由は?人事がデータサイエンスを学び得たこと、今後のビジョンを聞く!![ピープルアナリティクス実践キャンプ第1期生 インタビュー]

          シンギュレイトがイノベーションを重視する理由 〜組織における「主体性」「信頼」との密接な関係性とは

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 シンギュレイトが大事にしているキーワードに「イノベーション」があります。社会からイノベーションが求められている反面、「ハードルが高い」と思われているのが実情ではないでしょうか。 今回はシンギュレイトが「イノベーションを起こしたい」と考える理由を代表の鹿内に聞きました。 鹿内は「イノベーションは単なる商品開発に限らず、新しいコトを起こさないと日本の未来はない」と語ります。シンギュレイトが、鹿内自身がなぜイノベーションを追求し

          シンギュレイトがイノベーションを重視する理由 〜組織における「主体性」「信頼」との密接な関係性とは

          組織において「信頼」の向上はどのような効果をどの程度もたらすのか?実証レポートVol.1公開!!

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 シンギュレイトは、2024年1月より、大阪大学大学院 経済学研究科 松井博史研究室 松井博史准教授(以下、松井研究室)と共同研究を行っています。 本共同研究は、実践的かつ科学的な検証に裏打ちされた組織づくりのマネジメントモデル開発を目指すものです。その研究の中で重きを置いているのが「信頼」です。 今回、Organization Science誌に掲載された研究¹をもとに独自の調査を加え大阪大学大学院経済学研究科 松井研究室

          組織において「信頼」の向上はどのような効果をどの程度もたらすのか?実証レポートVol.1公開!!

          シンギュレイトが「信頼」を大切にする理由

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 シンギュレイトは「信頼」をキーワードに組織開発を支援するサイエンスカンパニーです。といわれると、疑問に浮かんでくるのが、「なぜ”信頼”を重視した組織開発を行うのか」ということ。(これを書いているnote編集部員も思っていました) そこで、今回はシンギュレイトが信頼を重視する理由を代表の鹿内にぶつけてきました。 鹿内が認知神経科学の研究者を経て、データサイエンスを扱うビジネスサイドに軸足を移して、事業開発を行ってきた中に答え

          シンギュレイトが「信頼」を大切にする理由

          中途社員が活躍できる!素早く適応→活躍できるオンボーディング環境とは?

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 人材の流動性が高まり、中途採用が増加している2024年。多くの企業で、中途社員の方が入ってくる機会が増えていることと思います。 その中で、他の会社での経験・スキルを有している中途社員は、新卒と比べオンボーディングが手厚くないこともしばしば。 ですが、これでは中途社員がもっている経験・スキルを100%発揮してもらうことは難しいと言わざるを得ません。「どれどれ、今回入ってきた中途の人は優秀なのかな?では、お手並み拝見!」なんて

          中途社員が活躍できる!素早く適応→活躍できるオンボーディング環境とは?

          【そのお金、本当に人のやる気を引き出していますか?】リファラル採用・ピアボーナスに潜む罠

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 みなさんの会社では、リファラル採用はやっていますか?さらにいうと、リファラル採用に対して金銭的な報酬はついていますか?それはいくら?10万円?30万円?それとも100万円!? 実は、「リファラル採用の成約時に発生する金銭報酬には、大きな罠が潜んでいる」と話しはじめたのは弊社代表の鹿内。そのお金は本当の意味で人のやる気を引き出しているものではないそうです。 そこで今回は、「金銭報酬に潜む罠」を代表の鹿内に聞きました。3今回の

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          あなたは他者の"なに"を「信頼」しますか?2つの信頼の対象とは

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 シンギュレイトが、あらゆる場でお伝えしている「信頼」という言葉。ここでいう信頼とは、「不安な状況でも、相手に任せようと思える気持ち・行動」という意味です。「不安な状況でも」という条件が重要なポイント。 「信頼しろって言われても、任せることが不安な相手の何を信頼しろっていうんだ。」 と思う方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、相手の何を信頼するのか?信頼の対象について、代表の鹿内に聞きました。 相手の何に対して不安

          あなたは他者の"なに"を「信頼」しますか?2つの信頼の対象とは

          【パンのため、のみに"働くに"あらず】ノーベル経済学賞から考える「働く意義」

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 突然ですが、あなたにとって「働く意義」とは何ですか? お金のため、生活のため、家族を養うため、遊ぶため、社会に貢献するため、ステータスを得るため......働く意義は人によって様々でしょう。同じ組織にいる人でも、働く意義は異なっていることが当たり前かもしれません。 そんな中で、あなたは一緒に働くメンバーの働く意義を知っていますでしょうか? メンバーの”働く意義”を知ることで、イノベーションに欠かせない「あるもの」をメンバ

          【パンのため、のみに"働くに"あらず】ノーベル経済学賞から考える「働く意義」

          「主体性と自律性」この違い、わかりますか?メンバーが活躍するために重要なのは......

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 「主体性や自律性を持って働いて欲しい」こう考えている経営者やマネージャーの方、いらっしゃいますよね。 ではここで質問です。あなたは、部下に「主体性を持った人材になって欲しいですか?それとも、自律性を持った人材になって欲しいでしょうか?」 この問いに対して、間髪入れずに答えられた方は、2つの意味を理解し、マネジメントされているのだと思います。一方、答えに詰まってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は、「自律

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          多様性を高め、維持する方法とは?モノカラーからモザイクカラーの組織へ!!

          こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 みなさん、「多様性」を意識した組織づくり、できていますか? ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)という言葉と共に、重視されはじめた多様性。人材版伊藤レポート2.0においても、組織の多様性に関する言及があり、多くの組織で多様性を高める施策の導入・検討が進められています。 ただ、重要だとわかっていても高めることが難しいのが組織の多様性。 そこで今回は、組織開発を支援するシンギュレイト代表の鹿内に、組織の多様性の高め方と

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          「今回のプロジェクトは君に任せるよ」からはじまる、信頼の物語

          新年、あけましておめでとうございます!シンギュレイトnote編集部です。 新年一発目は、一風変わったお話から始めたいと思います。 まずこの物語をご一読ください! 「田中さん、今回のプロジェクトは君に任せるよ」 庵堂は田中に向かって言った。それはただの言葉ではない。それは裁量と権限、そして深い信頼の証だった。 庵堂は、営業組織のマネージャーだ。彼の部署は営業組織におけるイノベーションを推進するために設立され、他の部署とは異なる専門性を持つメンバーたちが集まっていた。庵

          「今回のプロジェクトは君に任せるよ」からはじまる、信頼の物語