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『漁港口の映画館 シネマポスト』では現在、本年最後の上映となりますノルウェー映画のアンダース・エンブレム監督作品『ヒューマン・ポジション』が12月27日(金)まで公開となっています。

『ヒューマン・ポジション』
原題 A Human Position
製作年 2021年
製作国 ノルウェー
配給 クレプスキュールフィルム
上映時間 78分

非常に静謐な映画です。
前作公開の『本日公休』ともある意味、共有できるテーマ性もあり、じんわり温かくなります。興業的にもシネマポストが最後の上映館のようです。この機会をお見逃しのないように願います。

今回はシネマポストをご紹介いただきました本を取り上げます。

『人が集まる,文化が集まる!まちの個性派映画館』(美木麻穂著 パイインターナショナル刊)(11月22日発売)

全国のミニシアターをカテゴリー別に素敵なイラストと解説で紹介されています。裏表紙の定価表記の下に何とシネマポストのイラストが載っていました。

『HERE』と『オスカー・ピーターソン』を上映と次回予定の頃に著者の美木さんに取材いただきました。

もう一冊は全国誌のムック本になります。
『文春ムック 週刊文春CINEMA 2024冬号』(12月17日発売)
「ミニシアターへ行こう! 全国の個性派劇場を訪問」の項目でシネマポストが1ページ取り上げられています。

開館して1年強でこうした取材をいただけて有難く恐縮至極でもあります。
月に選りすぐった2本の映画を思いを込めてお届けするという基本スタンスを粛々と歩み続けていく方針の中で、観ていただく側からの何らかの声、情報が上がっていなければ、こうした形にはなっていなかったと思われます。
故に本当にご来館いただいた皆さまには感謝の思いがまず先に立ちます。
つまり以前から申し上げている喜怒哀楽がすべてではない、考えることを由とする映画を上映し続けている方向性への共感をいただけている…そのちょっとした証左ではないかと、映画館的にはまだまだ発展途上で礎を築いている時期ですので、この2冊は励みになった次第です。

『人が集まる,文化が集まる!まちの個性派映画館』はシネマポストでも販売しております。


【『幽霊はわがままな夢を見る』上映情報】

1月3日からのシネマサンシャイン下関と6日からの小田原シネマ館と、ぜひ近郊の皆さまには劇場に足を伸ばしていただけましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

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