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『漁港口の映画館 シネマポスト』を開館してより2作品が瞬く間に終了いたしました。
『遠いところ』『小説家の映画』にお越しの皆さまには心より感謝申し上げます。
お越しいただいた皆さまには、ある種の驚きをもって迎え入れられたかもしれない鑑賞後直後にススっと現れて始まる支配人ワンポイント解説のご提供があります。
人によっては余韻を楽しみたいからそっとしておいて欲しいというご意見もあります。その点申し訳ないと思いながら、居丈高には決してならずにできるだけ森本レオさんから語りかけられるような嫌味の無さを目指しつつ、熱の入り方次第という不可抗力はどうかお許しください。

その後、お帰りになられるお客様を受付でお見送りさせていただくに際し、最も嬉しいお言葉をいただく時があります。
「初めてこの作品でこの監督の事を知りました。良かったので、他の作品も観たいと思います」

私がこの映画上映の事業をする契機はホームページにも記載している通り、まさにこのコメントが理想の一つでもあります。少し自分に無かったものを掘ってみる…これが新しい価値観や世界を知る事に繋がります。特に映画という媒体は多種多様でありながらも宣伝によって流されやすい側面から自ずと選択肢は認知度に左右される傾向が強くなります。
そうした映画群とは一線を画して、派手ではないかもしれない、しかしながら芸術を愉しめる、加えて映画史系譜を感じさせる作品をできればご提供したいというのは本音の部分です。
ミニシアタータイプの映画を偏見なく観てもらえる映画人口への貢献がシネマポストのアイデンティティそのものと言って構いません。
支配人からのワンポイント解説にはそんな願いをいつも込めて、お話しさせていただいています。

という意味では、月の第一週と第三週の映画上映期間中は解説ができるように整えています。
しかしながら、もしもの支配人不在の折はどうぞご容赦ください。

【シネマポスト・インフォメーション】
来月4日からはシリル・ルティ監督作品『ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家』を上映します。

先着で特製ステッカーをプレゼントします!

詳しくは『漁港口の映画館 シネマポスト』ホームページをご覧ください。


【下関名画座・インフォメーション】
作品選定で携わっている下関名画座。
11月25日(土)開催の今回の作品はこちら!

1974年日活作品 監督 藤田敏八·加藤彰

チケットは上映日前日の24日までシーモール1階インフォメーションカウンターまでお訪ねください。
当日はファン歴40年以上の鴻池和彦がマニアックに沢田研二について語らせていただきます。

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