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【映画祭の今】完全オンライン開催で国際コンペに期待!@SKIPシティ国際Dシネマ映画祭

 8月は濃度の濃いインタビューが多く、なんやかんやとバタバタしているうちに、総理大臣の連続在任日数歴代一位になるまでこらえていたかのように、体調不良のため安倍総理が辞任を表明。その功罪を検証する間もなく、次期総理への派閥間駆け引きが連日報じられている。結局何の責任も取らずに終わってしまった長期政権。この反省を生かしてほしいと切に願う8月最終日だ。

 毎年夏に開催されていた、デジタルシネマにいち早くフォーカスした国際コンペティション映画祭である「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」。今年は開催時期が9月26日(土)〜10月4日(日)となり、Cinema Discoveriesで日本限定の完全オンライン配信と発表された。日本の映画祭で完全オンラインというのは、実は初めてではないだろうか。視聴方法は近日中に発表されるが、国際コンペ的ション部門では日本初公開となる世界の俊英たちの作品を観ることができるので、期待大だ。今年の大阪アジアン映画祭上映作品が各部門に入選しているので、ご紹介しよう。

<国際コンペティション>

●『写真の女』串田壮史監督

女性恐怖症の無口な男と、インスタグラマーの女。一切関わりあうことのなかった男女が、偶然に出会うことから物語が大きく進展し、映画の世界観が広がっていく。サイレント映画のような趣のある主演俳優の演技に注目の異色ラブストーリー。


<国内コンペティション 長編部門>

●『コントラ』アンシュル・チョーハン監督

『東京不穏詩』で鮮烈デビューを果たしたアンシュル・チョーハン監督最新作は、緊張感漂う中に、ふっとしたユーモアを盛り込み、アンシュル・チョウハン監督作品ならでは味わいを感じさせる壮大な映像詩。後ろ向きに歩く謎の男を演じた間瀬英正は、大阪アジアン映画祭にて最優秀男優賞を受賞!


<国内コンペティション 短編部門> 

●『stay』藤田直哉監督

空き家が舞台の物語。ミイラ取りがミイラになるみたいな、場の魅力、そこに集う人の魅力が詰まった短編。

自宅で映画祭、個人的にもぜひチェックしてみたい。




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