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近畿3県緊急事態宣言解除&シネマート心斎橋プレオープン!
近畿3県緊急事態宣言解除された昨日のことになるが、久しぶりに仕事で大阪に出たので、ちょうど11時から16時までの物販のみ短時間営業ながら、22日の映画館再開に向けてプレオープンしているシネマート心斎橋に足を運んだ。
関西でアジア系映画の聖地になっているシネマート心斎橋。心斎橋のビッグステップビルができた当初からある映画館だが、当時は確かパラダイスシネマという名称だったはず。当時は『グラン・ブルー』とか『レオン』などを観た記憶がある。大阪アジアン映画祭で上映する配給作品もよくこちらで上映しているし、エミール・クストリッツァ監督特集、ウォン・カーウァイ特集、そして昨年はヤスミン・アフマド監督特集と、決して近いとは言えないがそれでも通いたいと思う作品をやってくれるミニシアターだ。
関西ミニシアターが合同で行ったSave Our Local Cinemasプロジェクトや、3億円以上集まったことでも話題になったSave The Cinemaプロジェクトにも属さず、シネコンでもない。非常に経営的に厳しい状態であることは痛いほどわかるが、それでもいわゆる寄付金を募るのではなく、シネマート心斎橋ならではのサービス精神と笑いと、痒い所に手が届くファン目線のグッズ販売などで、この難局をなんとかしのごうとしている。「お願いするのが苦手なんです・・・」とおっしゃるみんな大好きな横田さんおすすめの、人気ポップコーンとデパ地下お菓子詰め合わせによる「おうちでシネマートセット」や、スタッフの私物を持ち寄ってのマーケット、秘伝のポスター販売など、ちょっと寄るだけでもOKですよ〜という、緩やかなウェルカム感もうれしい。
お客様に感謝の気持ちを込めて、1週間日替わりで無料上映を打ち出しているのも、少なくとも関西ではシネマート心斎橋だけ。そのラインナップも『タクシー運転⼿ 約束は海を越えて』『感染家族』『ダラス・バイヤーズクラブ』と本当に豪華なラインナップ。臨時休館中はインスタライブで、これからの方向性を楽しいおしゃべりと共に発表してきた横田さんも、フェイスシールド姿で、準備万全だった。今日から少しずつ取り戻す日常、時間はかかっても、今は真っ白の新作掲示用壁が、いつものように手作り掲示でいっぱいになる日を待ち望みながら、来週はシネマート心斎橋に行こうと思っている。