「元町映画館ものがたり 人、街と歩んだ10年、そして未来へ」8/21刊行します!
前回記事を書いたのが1月。もう8月も半ばを迎えようとしているが、その間何をしていたのかといえば、私自身はじめてメインで携わる書籍の刊行に向けて、ひたすら取材、執筆、そして山のような校正作業をこなしていたんだなと、この空白期間を見ながら思う。
長年懇意にし、配給宣伝とプレスという関係以上に、いろいろ学ばせていただいている映画パブリシスト岸野令子さんから昨年8月、元町映画館の社員(経営会議で議決権を持つ)になってくれないかと打診を受けたのが全ての始まりだった。
1回目の緊急事態宣言が終わるまで、日々このnoteで映画界の出来事を記していたことが、執筆する上でも大きな助けとなった。というのも映画館が開館してから10年の出来事をまとめた書籍ではあるが、一番ボリュームを割いたのが、開館以来初の休館となった2020年2月から4ヶ月間のことだったからだ。
今年の8月21日は元町映画館11周年記念日であり、刊行日でもある。そんな日に記念上映&トークをすることになった。現在そのトークに向けてというわけではないのだけれど、なぜ私がこの書籍に携わることになったのか。その繋がりの糸をたどる連載を続けているので、今までの連載をここでまとめてご紹介しておきたいと思う。
全304ページという結構なボリューム、目次を見ただけで「読んでいないけれど、その想いが伝わってきます」とみなさんに驚かれているのだが、決して小難しい映画本ではない。むしろ、映画館で日々奮闘するスタッフたちのノンフィクションと言ってもいいのではないか。そして、なんといってもこの本を手に取りたいと思ってもらえるのではないかと思うのが、ちょうど一つ前の記事で紹介した映画『花束みたいな恋をした』の劇中イラストを手がけた朝野ペコさんによる表紙イラスト。本文でもスタッフの顔のイラストや、各章扉ページではペコさんが今までずっと描いてきた同館のスケジュールチラシ用イラストより、選りすぐりのものをあしらっているので、ペコさんファンも喜んでいただけること間違いなし!オンラインショップ、映画館店頭限定のオリジナルブックバックセットもあるので、ぜひチェックしていただきたい。
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