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「8月の家族たち」恐ろしい女系の血

★紹介文から引用
メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツはじめ豪華キャストの共演で、ピュリツァー賞、トニー賞受賞の舞台劇を映画化した辛口コメディー。8月のある日。父親が失踪したとの知らせを聞き、オクラホマにある実家に3姉妹が久しぶりに集まる。闘病中で強烈な個性をもつ母と、その妹家族が3姉妹を迎えるが、それぞれの配偶者や恋人を巻き込みながら本音がぶつかり合い、隠されていた家族の秘密が次々に明るみになっていく…。」

「8月の家族」プレミアムシネマより

「米国版・向田ドラマ」のつもりで観た

そもそもアメリカの映画やスターにそれほど興味が持てないので、こうしたオスカーな作品のことをよく知りません。
で、以前なんとなく録画しておいたものをちょいとした気で観たところ。。

日本人の女系家族ものといったら「向田邦子」の右に出るものを知りません。
みな不満や秘密、嫉妬や憎悪を押し抱えて、時には取っ組み合いのけんかもする、でも最後はなんだか不穏な平和が訪れる・・
怖い・・

最新作「阿修羅のごとく」

「阿修羅のごとく」はどの時代の作品も秀逸です。

四人姉妹と母親、母親も凄い


加藤治子が出てきたら言うことなし

「8月の家族たち」、ジャンルがわからない

紹介文には「辛口コメディー」と書いてあったけれど、私にはどうしてもコメディと飲み下せません。
ここに出てくるのは、夫を失った母と3人の娘たち、母の妹、
その恋人や夫たちなど、みんな何らかの秘密を抱えています。
それが少しずつ明らかになっていくにつれ、
「これはホラーだろ!」
という気がしてきました。
精神的に胸くそ悪い系のホームドラマホラー。
「コメディ」の要素ある??

出演した俳優たちの談によると、「笑えるシーン」「希望」「愛」なんて言葉が出てきて耳を疑います。

予告編を見ても、なんとなく「結局家族愛」的な作りになっています。

これなら「変態村」の方がまし


このアメリカ産「辛口ホームコメディ」なら、北欧産のゲボゲボキモイホラー映画※の方がましです。
大好きな方がいたら、私に欠落した視点を指摘してください^^
ディスっているんじゃないんです、
私にとっては、ない方向から来た刺激にビビっているだけなんです。

※ゲボゲボキモイホラー映画
「変態村」(2006年 ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督)


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