「8月の家族たち」恐ろしい女系の血
「米国版・向田ドラマ」のつもりで観た
そもそもアメリカの映画やスターにそれほど興味が持てないので、こうしたオスカーな作品のことをよく知りません。
で、以前なんとなく録画しておいたものをちょいとした気で観たところ。。
日本人の女系家族ものといったら「向田邦子」の右に出るものを知りません。
みな不満や秘密、嫉妬や憎悪を押し抱えて、時には取っ組み合いのけんかもする、でも最後はなんだか不穏な平和が訪れる・・
怖い・・
「阿修羅のごとく」はどの時代の作品も秀逸です。
「8月の家族たち」、ジャンルがわからない
紹介文には「辛口コメディー」と書いてあったけれど、私にはどうしてもコメディと飲み下せません。
ここに出てくるのは、夫を失った母と3人の娘たち、母の妹、
その恋人や夫たちなど、みんな何らかの秘密を抱えています。
それが少しずつ明らかになっていくにつれ、
「これはホラーだろ!」
という気がしてきました。
精神的に胸くそ悪い系のホームドラマホラー。
「コメディ」の要素ある??
出演した俳優たちの談によると、「笑えるシーン」「希望」「愛」なんて言葉が出てきて耳を疑います。
予告編を見ても、なんとなく「結局家族愛」的な作りになっています。
これなら「変態村」の方がまし
このアメリカ産「辛口ホームコメディ」なら、北欧産のゲボゲボキモイホラー映画※の方がましです。
大好きな方がいたら、私に欠落した視点を指摘してください^^
ディスっているんじゃないんです、
私にとっては、ない方向から来た刺激にビビっているだけなんです。
※ゲボゲボキモイホラー映画
「変態村」(2006年 ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督)