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自称、恋愛体質。恋も仕事もオフビート!まつむらしんご監督『ロマンス・ロード』

普通の恋をしていると思いきや、意外な現実に直面したらあなたはどうしますか?今回はこじらせ男女3人の恋が思わぬ方へ転がりだす、まつむらしんご監督『ロマンス・ロード』をご紹介します。

シネマディスカバリーズにて配信中!

『ロマンス・ロード』

監督・脚本・編集:まつむらしんご
出演:中村はるな 太田順子

あらすじ
同じ男にフラれたタマミとジュノは、偶然にも仕事で一緒にパワースポットを巡ることになる。そこで知り合ったスランプ中の恋愛小説家・市ノ瀬が加わり、3人はある奇妙な関係で結ばれることに。こじれた3人の辿り着く先は……。

仕事帰りに彼の家に向かう途中「これから行くよ~」と留守電を入れる彼女。よくある微笑ましい光景ですが、全く同じ行動をとる女性がもう1人・・・だけじゃない。同じ男性を取り合う者同士が遭遇し、敵対しつつも共感していく様子は予測不能の不透明な関係。結局、一緒に仕事までするバディになっていく複雑な女心の動きが独特のテンポで描かれています。

ある出来事から状況は一転、結局は敵か!と言わんばかりの駆け引きが2人の間で始まるのですが、その緊張感とは裏腹に、作品のトーンは終始オフビートなところが本作の魅力。“恋愛する準備はできている!”と息巻く割にはスッピンで缶ビールが似合う2人に、リアルな恋愛ってこうだよね!と思わずつぶやきたくなるのです。

恋愛が絡むと知らなかった一面が表れることもあるでしょう。あなたも恋に落ちたのなら、知らない自分が顔を出すかもしれません。

2022年東京国際映画祭のNippon Cinema Now部門で、常盤貴子・前田敦子出演の『あつい胸さわぎ』が上映されるなど、インディペンデント映画界で注目のまつむらしんご監督作品をぜひご鑑賞ください!

▼配信ページはこちら『ロマンス・ロード

▼この記事を書いた人
MiChiRu /80年代の洋画あたりからゆるっと続く映画愛。フライヤー収集も。


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