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自分ができることをやる2024年

大変な新年となってしまった日本。
私は、遠く離れた地にいて身近な人の被害はなかったけれど、未曾有の災害に心が落ち着かない。地元が北海道だから羽田空港は数え切れないほど利用してきた。飛行機に乗るたびに、できるだけ安全な座席を選ぶようにしてきていたけれど、まさか本当に事故が起こるなんて言葉もない。ただ、羽田空港の混雑ぶりにはいつも不安は抱いていた。とにかく、着陸を待たされることが多かったのだ。かなり昔のことだが、有明でテニスをしてたら上空をもう頻回に飛行機が飛んでいく。そんなに発着しているのかと驚いたものだが、今は2分間隔だという、本当か?

1日数便しか飛ばないカナダの田舎の空港
タラップは手で押していた


カナダでも日本で立て続けに起こった悲劇に関して声をかけられることが多い。
地震に関しては、まだ全容が解明されてはいないけれどマグニチュード7.4というのはカナダ人にとって想像もつかないようだが、それでも被害者が数万人規模ではないという点でもっと驚かれている。日航機の方も人的被害がなかった。地震の規模に対して犠牲が少なかったとは言え、この真冬に停電、断水は命に関わる。数年前、大地震の後北海道でまる二日間停電したことがあったが、停電すると水道も止まってしまい、水の確保が大変であった。病院も停電し、自家発電の燃料が後一時間で無くなるといった時に、急遽本州からタンカーで運ばれてきた燃料が急ピッチで輸送されぎりぎり間に合ったのだった。よく間に合ったものだと思う。たった2日の停電でも大変だったのに、能登地方はもう5日も停電しているのか。和倉温泉、ずいぶん昔に行ったことがある。素晴らしい場所だったが、交通はかなり不便だったと思う。高齢者ばかりで地域も孤立して助けもない。それでも、被災した人々は、怒ったり泣き叫んだりすることもなくむしろ感謝の言葉さえ口にしている。当事者のトラウマは後で蘇ってくるのかもしれないが、取り乱さない人たちの姿は、ニュースを見てつらくなってしまった私の気持ちを和らげてくれる。

今回は、耐震基準を満たしていない建物が多かったとの報道がされているが、震度7が来て、地割れしたらどんな建物も被害を受けるだろう。一軒家なら立っていられないだろう。
実家はマンション10階だ。震度3でも相当揺れた。震度6以上の地震が来たら倒壊はしないまでも、ダメージはありそうだ。日本は今後も震度7以上の地震が起きることが予想されている。住む場所を考えさせられる。

札幌中心部
高層マンションが次々と建てられ、大人数を収容できそうな避難場所はほとんどない

バンクーバー島は地震は少ない。生まれてから一度も地震を経験したことがないという人が多い。でもこのへんの家は古いから震度7が来たら家は倒壊するかもしれない。防災グッズをまとめておこう。自宅は電気しかないから、停電したら終わりだ。母屋には自家発電があるが、プロパンがなくなったらそれも終わる。島なので、物資の供給は簡単にはいかないだろう。ただ日本と違うところは、自給自足体制の家が多い。備蓄もたくさんある。道路が寸断されてもしばらくは持ちこたえられそうだ。ボートを持っている人が多いので、船と桟橋さえ無事ならバンクーバーや近隣の町まで移動も可能だろう。

築100年近そうなカナダの家。中はリフォームされて立派だったりする。
こんな家が現在も使われている

新年早々大きな災害があってショックを受けたけれど、やはり医療従事者として役に立てるように精進しよう。
今年は、看護師免許を移行することに決めた。
英語力向上も目的のひとつだが、カナダでより安定した生活をするためには、絶対に必要とされる資格を持つことが必須だ。ケアギバーパイロットのPRもアプライはしたものの一体いつ受け取れるのかは全く不透明だ。PRが取れなければ、色々と不都合が多い。看護師ならもっと早く取れそうな気がする。Express Entryの友人で3ヶ月以上前にInvitationが来ているのにまだPRを取れていない人がいる。彼女はポスグラもあるから当面大丈夫だろうけど。

今年の目標は
1.看護師免許の移行
 すでに、NCLEX勉強の講座には申し込んだので、あとは、アメリカの受験資格を得るために条件の問い合わせをすることだ。
 毎日out put とwritingの練習をすることだ。最低1時間はやろう。この1年半、フルタイム労働+家事で毎日すごい勢いで時間を消費していた。なので、時間を作るのは大変だし、睡眠時間は削りたくないがやるしかないだろう。期間は1年だ。すでに、宿題が送られてきた。

2.日本への一時帰国(これは目標でもなんでもないんだけど、楽しいこともないとな・・・)
 日本でやりたいこと。断捨離。
 PRが来ないうちに、work permitの期限が終了したらMaintained Statusとなって国外に出られなくなってしまう。また数年帰国できないことを見越して、やるべきことをやっておく。
 明るいことといえば、せっかくの帰国なので、行ってみたかった場所に行き、焼肉や回転寿司を食べよう。
 
自分にできることを、計画に沿って粛々と進めていく。
これが、今年の自分の目標だ。
 


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