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歴史が輝く瞬間

今日はブライダルの衣装合わせでした。

衣装合わせって大好き♡

ドレスを着ているときの花嫁さんの嬉しそうな顔。
それを見ているご両親の顔。
新郎さんの顔。

しあわせなオーラに包まれる
本当に素敵な時間です。

今回の前撮りに使う場所は
「宇和島市歴史資料館」

この建物は明治17年に宇和島警察署として建てられたもので、
平成8年に登録有形文化財に指定された魏洋風建築物。
和と洋が融合したレトロモダンな素敵な建物です。


歴史ある建造物で前撮りができるなんて素敵ですよね!


今では、当たり前のことですが、
19年前、私がブライダルプロデュースの会社を立ち上げた時は
結婚式場で結婚式をするのが当たり前。という時代でした。


まだ、その当時は大人数で華やかな結婚式が主流で
結婚式費用はご両親の援助で成り立っていたといっても過言ではありません。

その頃は、「結婚式はお金がかかるもの」と誰もが思っていました。

でも、そうなると
お金がない新郎新婦は結婚式を挙げることができません。

お金がないから、「せめて、写真だけでも」
という新郎新婦さんがたくさんいました。


19年前は、ブライダルプロデュースの仕事よりも
フォトウエディングのメイクの仕事がほとんどでした。

ある日、ふと疑問に思ったんです。
「なぜ?結婚式しないで写真だけ撮るんだろう」

すると、どの新郎新婦さんも
「お金がないから」と答えるんです。

なんで?そんなに結婚式にお金がかかるの?
だったら、お金がかからない結婚式をすればいいんじゃないの?

そこで生まれたのが

「どこでもウエディング」

でした。

結婚式場やホテルではなく、
お料理屋さんやレストラン、道の駅や体育館
どんなところも結婚式場にしてしまう!
外注を極力すくなくして、
できることはすべて、自分たちでする。

プランニングから、会場設営、当日運営、後片付けまで全部やります!
という結婚式。

これが大ヒットしました!

大広間を持っているお料理屋さんも
今では、大人数の宴会も少なくなって
大広間の出番もなくなっていました。

そこに営業に行って、すべてこちらで準備するので
美味しいお料理だけ作ってください!

こうやって、宇和島中のお料理屋さんに営業にいきました。

お料理屋さんも潤って、
新郎新婦さんも旬の美味しいお料理をふるまうことができて、
うちの会社も潤う。

まさに三方由しです!


母親の時代の結婚式は公民館で仕出しのお料理だったと聞いて
厨房がない場所では、昔ながらの仕出しで結婚式をしたり、
普段、結婚式をしないような道の駅や体育館
今回の宇和島市歴史資料館もそう。
どんな場所でも結婚式場に変身させて、
「結婚式は結婚式場でするもの」
という概念を覆しました!

どこでもウエディングは町おこしになったんです!

古くて見向きもされなかったものに
斬新なアイデアをプラスすることで
価値を与えることができました!


結婚式は新郎新婦やゲストだけのものではなく
それに携わるすべての人が
しあわせになるもの。

そんな素敵な歴史の1ページを作るのが私の仕事です。


最初は、ひょんなことから始まった
どこでもウエディングだけど、
今、この仕事に誇りを持っています。

本当に素敵なお仕事です。

宇和島市歴史資料館での前撮りは11月。
また素敵なお二人の人生の1ページが歴史に刻まれます。

前撮りの写真、今から楽しみです!


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