4E戦略:SNS時代に求められるマーケティングについてのまとめ
こんにちは、しみずです。私はふだんスタートアップでメンズメイクに関する事業をやっています!
ほとんどの人が「マーケティング」という言葉を聞いたことがあると思います。マーケティングとは、「誰に対して、何を、どのようにして売るか」。つまり、「売れる仕組みを作る」ことです。
そのためのステップに4P戦略が使われています。
ですが、先日見た記事によるとSNS時代の現在では4P戦略から4E戦略にシフトしているようです。その流れで4E戦略について調べてみたのですが、日本語で4E戦略について書かれている記事は少なかったです。
ですので、今回は4E戦略についてかんたんにまとめてみました。
よかったら最後まで見てください。
4Pってなんだっけ
マーケティング立案実行プロセスの1つです。
「Product(製品)」、「Price(価格)」、「Place(流通)」、「Promotion(宣伝)」の頭文字から4Pと呼ばれます。
Product(製品):何を売るか
Price(価格):いくらで売るか
Place(流通):どうやって届けるか
Promotion(宣伝):どうやって認知してもらうか
といったのが4Pです。
SNS時代は4Pから4Eへ
前述の通りSNSが発達した現在では4Pではなく4Eにシフトしていると言われています。
4EとはExperience(体験)、Exchange(交換)、Everywhere(あらゆる場所)、Evangelism(伝播)を示しています。
4Pだと企業やブランドが中心だったものが、4Eでは顧客中心へと変わっています。
それぞれの詳細
4E戦略の詳細について紹介します。
4Pと4E、それぞれ比較をするとこのようになります。
・Product→Experience(体験)
いわゆる、「モノ」消費から「コト」消費へ。
重視するのがモノから、モノを購入するコトでどのような体験ができるかに変わっています。
・Price→Exchange(交換)
「所有」する感覚が減ってシェアが進んでいたり、より安いものを探せばたどり着けたりする中で、価格よりも「商品を購入する体験」がより重視されるように。
購入することで、顧客がどのような価値を得られるかを考えていく必要があります。
・Place→Everywhere(あらゆる場所)
流通チャネルがオフライン店舗から、リアル店舗やオンライン問わないあらゆる場所へ。
オフライン、オンラインどちらにも対応ができるオムニチャネルを習得し、顧客がより最適に購入できるようにする必要があります。
Everyplaceの場合もあるようです。
・Promotion→Evangelism(伝播)
ブランド自身が行う宣伝から、口コミがより重視されるようになっています。
宣伝や広告自体に意味がなくなった訳ではありませんが、顧客同士のコミュニティでどのように伝わるかがより重視されるように。
ZARAも4E戦略を取り入れている
4E戦略の事例はZARAが有名です。
同じファストファッションブランドでありながら「H&Mは4P戦略を、ZARAは4E戦略を取っている。」と行なっているマーケティング手法が異なっています。
てなかんじで
4E戦略について調べたことをまとめてみました。
D2Cで有名なCasperは4E戦略を取り入れ、マットレスを売るのではなく睡眠体験を売っています。
この記事が何かの参考になったら幸いです。