遺言状は本当は何のために書くのだろう
ドラマ「北の国から」の「2002 遺言」に、黒板五郎のこんなセリフがありました。
「純、蛍 俺にはお前らに残してやれるもんは何もない。だが、上手く言えんが、残してやれるものはもう残したような気がする・・」
このセリフからはじまる五郎さんの遺言は、心に残るものでした。
遺言とは、本来は、お金や物を残すためのものではなく、伝えたい思いを残すものなのだということが、田中邦衛さんの名演で、心にすっと入ってきたのです。
行政書士が言うのもなんですが、遺言とは、本来、こうあるべきだと思っています。
法律で決められているとおりに、遺産を分ければいいのだから、特に遺言状を書く必要もない。とか、遺言状を残したがために、子どもたちが争うようになったら、大変だから余計なことはしない。とかいうお話をお聞きすると、なんだがさびしい気がします。
自分の遺言状なのですから、思ったとおりに書けばいいのではないでしょうか。
もし、それが、後にどのようなリスクを残すことになるのか、そんなご心配があるようでしたら、ご相談ください。
残された方たちの心にも、どうしてこの遺言を残したのかが伝わるように、お手伝いしたいと思っています。