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グラミー最優秀レコード賞 受賞曲まとめ2000年-2015年

今年で第67回を迎えるグラミー賞授賞式
過去の最優秀レコード賞を年度順でご紹介!

今回は2000年から2015年まで紹介していきます


2000's~ 受賞歴


2000
Smooth 「スムース」

Artist:  サンタナ feat. ロブ・トーマス
サンタナ USのラテン・ロック・バンド
ギタリストのカルロス・サンタナを中心にしたグループ
ロブ・トーマス USシンガーソングライター Atlantic Records所属

1999年1月にSG「SMOOTH」をリリースし、その後発表したアルバム『スーパーナチュラル』で大ヒット
ビルボードのHOT 100で12週連続1位を獲得

2001
Beautiful Day 「ビューティフル・デイ」

Artist:  U2
アイルランドの4人組ロックバンド
1980年に初のアルバム『オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド』をリリース
収録曲のSG『ビューティフル・デイ』がグラミー賞7部門を受賞し、『エレヴェイション』は映画『トゥームレイダー』のサウンドトラックとしても起用された
ボーナストラックとして12曲目に収録されていた『The Ground Beneath Her Heet』は映画『ミリオンダラー・ホテル』の主題歌である


2002
Walk On「ウォーク・オン」

Artist: U2
前年に引き続き2年連続受賞

『オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド』からのシングルカット
ビルマの民主化運動指導者、アウン・サン・スーチー女史をモチーフにしており、力強いサウンドを感じられる一曲


2003
Don't Know Why 「ドント・ノー・ホワイ」

Artist: ノラ・ジョーンズ
2002年にブルーノートからリリースされたノラ・ジョーンズのデビュー作『ノラ・ジョーンズ』(原題:Come Away with Me)の一曲目が代表作となった
本作で8部門の受賞を果たす


2004
Clocks「 クロックス」

Artist: コールドプレイ
UKの4人組のロックバンド
1997年にバンドを結成し、昨年もアルバムをリリースするなど現在も精力的に活動中

セカンドアルバム収録曲のために先行リリースされたSGが最優秀レコード賞を受賞
ピアノのリフも特徴的で、イギリスで1990年代前半より流行していたブリットポップから、前衛的なサウンドへと変化していくポスト・ブリットポップの代表作


2005
Here We Go Again

Artist:  レイ・チャールズ & ノラ・ジョーンズ

1967年にレイ・チャールズが発表した作品を、ブルーノート・レコードよりノラ・ジョーンズとのデュエットという形でセルフカヴァー
同年2004年にリリースしたレイ・チャールズ の生前最後のアルバム、デュエット・アルバム『Genius Loves Company』に収録された

レイ・チャールズは2004年6月10日に73歳で亡くなってしまうがその後、8月31日に最後の遺作アルバムが制作陣によってリリースされた

デュエット・アルバム「Genius Loves Company」
Track list

  1. "Here We Go Again" - ノラ・ジョーンズ

  2. "Sweet Potato Pie" - ジェームス・テイラー

  3. "You Don't Know Me" - ダイアナ・クラール

  4. "Sorry Seems to Be the Hardest Word" - エルトン・ジョン

  5. "Fever" - ナタリー・コール

  6. "Do I Ever Cross Your Mind?" - ボニー・レイット

  7. "It Was a Very Good Year" - ウィリー・ネルソン

  8. "Hey Girl" - マイケル・マクドナルド

  9. "Sinner's Prayer" - B.B.キング

  10. "Heaven Help Us All" - グラディス・ナイト

  11. "Over the Rainbow" - ジョニー・マティス

  12. "Crazy Love" - ヴァン・モリソン



2006
Boulevard of Broken Dreams
「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス」

Artist:  グリーン・デイ
USの3人組パンクロックバンド
1990年にルックアウト・レコーズより1stアルバム『1,039/スムーズド・アウト・スラッピー・アワーズ』をリリース
2ndアルバム『カープランク』を発表
3ndアルバム『ドゥーキー』は1995年に開催された第37回のグラミー賞でも数部門ノミネートされた
1996年、初の来日公演を果たし、1997年初のフジロックが開催されラインナップとして呼ばれるが台風で中止
2000年にはサマーソニック初回のヘッドライナーを飾り、2004年、2012年にも同フェスティバルに出演した


初年度のポスターが非常にエモーショナルだったため掲載



2007
Not Ready to Make Nice
「ノット・レディ・トゥ・メイク・ナイス」

Artist: ディクシー・チックス(現ザ・チックス)
USのカントリー・ミュージック3人組ガールズバンド
Producer: リック・ルービン(デフ・ジャムレコード創始者)

2006年にコロムビア・レコードよりアルバム『テイキング・ザ・ロング・ウェイ』からの先行シングル曲として発表
最優秀カントリー・パフォーマンス賞含む3部門を受賞した

2008 第50回
Rehab

Artist: エイミー・ワインハウス
UKのR&Bジャズシンガーソングライター
生前最後の作品として2010年11月に発売されたクインシー・ジョーンズのトリビュート・アルバム『Q: Soul Bossa Nostra』収録曲「It's My Party」、トニー・ベネットのアルバム『Duets II』の参加曲「Body and Soul」が有名

Producer: マーク・ロンソン

本作は2006年Universal Musicより『Back o Black』アルバムリリースされた収録曲
エイミー・ワインハウスのブルージーでソウルフルな歌声とリズミカルなトランペットが、ジャジーでスウィング感のあるキャッチーなメロディを生み出している



2009 第51回
Please Read the Letter

Artist:  ロバート・プラント & アリソン・クラウス
ロバート・プラントはUKハードロック・バンド「レッド・ツェッペリン」のフロントマン
アリソン・クラウスはカントリ歌手でフィドル奏者(ヴァイオリンと同義)

本作でアイリッシュ伝承音楽をベースにしたアコーステックなアンサンブル音楽(ブルーグラス)を世に広める


2010's~ 受賞歴


2010 第52回
Use Somebody

Artist:  キングス・オブ・レオン
USの4人組ガレージ・ロックバンドでイギリスで先に注目され、2008年のグラストンベリー・フェスティバルではヘッドライナーに抜擢
2003年のサマーソニックで初来し、2007年にはフジロックフェスティバルにも出演
最優秀ロック・パフォーマンス・バイ・ア・デュオ・オア・グループ賞、最優秀ロック・ソング賞含む3部門を受賞する


2011 第53回
Need You Now「ニード・ユー・ナウ ~いま君を愛してる」

Artist:  レディ・アンテベラム
USの3人組カントリーミュージックグループ

第51回グラミー賞でも2部門でノミネートされており第52回グラミー賞でも実演している
本作で初のレコード最優秀賞含む、5部門での受賞を果たした


2012 第54回
Rolling In the Deep

Artist:  アデル
UK歌手
デビューアルバム『19』がチャート初登場1位を獲得
第51回グラミー賞では最優秀新人賞と最優秀女性ポップボーカルパフォーマンス賞の2部門を獲得、本作でレコード最優秀賞を含む6部門の賞を獲得した

受賞したアルバム『21』のシングル「Someone Like You」も最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンスを授与されるなど、収録曲はシングルでも多くのセールスを生み、彼女の心情が表れた名盤


2013 第55回
Somebody That I Used to Know

Artist:  ゴティエfeaturing キンブラ
ゴティエ オーストラリアのシンガーソングライター
キンブラ ニュージーランドのシンガーソングライター

2011年7月にゴティエとのコラボレーション・シングル「Somebody That I Use To Know」をリリース
サンプリングにLuiz Bonfaの「Sevilla」を使用しており癖になる一曲



2014 第56回
Get Lucky ゲット・ラッキー

Artist:  ダフト・パンクfeat.ファレル・ウィリアムス & ナイル・ロジャース
ダフト・パンク
電子音楽デュオ 2010年代に多くのヒットダンスミュージックを生み出す
Producer:  ファレル・ウィリアムス
USのプロデューサー
N.E.R.Dのメンバーで2006年ソロデビューを果たす
Producer: ナイル・ロジャース
USのプロデューサー・ギタリスト
マドンナ、デヴィッド・ボウイ、ダイアナ・ロス、デュラン・デュラン、ミック・ジャガーなどプロデュースし、1980年代のディスコシーンを席巻した

本作は、2013年4月にダフト・パンクの自主レーベルDaft Lifeとコロムビア・レコードよりリリースされた18枚目のディスコ風シングル
第56回グラミー受賞式ではゲストボーカルとしてスティーヴィー・ワンダーを迎えた

2015 第57回
Stay With Me (Darkchild Version)「 ステイ・ウィズ・ミー」

Artist:  サム・スミス
イングランド出身のUK歌手
ジャズバンドに参加し、ジャズボーカリストとして下積みを経験後2012年10月に発売されたディスクロージャー(イングランドのダンスミュージックデュオ)のシングル『Latch』にゲストボーカルとして参加し有名になる


受賞曲「Stay with Me」はキャピトル・レコードより2014年4月にSGリリース、アルバム『In the Lonely Hour』にも収録されている

シンプルなピアノ伴奏とゴスペル風のバラードで本作で最優秀新人賞も獲得した

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