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はやりやまいで目が覚める

1月から「なんだかぱっとしないなぁ」と感じる瞬間が多く、これはなんだろうと思っていたのですが、色々な不調を乗り越えた後、最終的に「はやりやまい」にかかりました。

そして、この長い療養期間中にいろんなものを放出して、「うわ、目が覚めたー」という感じでいます。

緊張とか、不安とか、迷惑をかけない人でありたい、とか。
本当に余計なものばっかり抱えていたんだなと、今なら思えます。
渦中はそういうことにも、一応気づいているけどまだもがきたいと無意識で思っているのでしょう。今はもう笑ってそんな自分に「ウケるな」とでも言いたい気分です。

直面したこと 「迷惑をかけない人でありたい」

それはPCR検査が受けられない、という出来事から始まりました。

家族が発熱したため、まずは病院だ!と探し始めましたが、電話相談センターは繋がらず、近隣の病院にコツコツと電話で問い合わせるも予約でいっぱいとのこと。

あまりに病院が見つからないため、ちょっと待てよ。と考える。

発熱している家族を見ながら
「私はこの電話アタックに必死になってるけど、家族の体調の心配より、検査結果が早く知りたいからなんじゃないの?」と、いや〜な問いが頭に浮かんだのです。こうなったら考えずにはいられません。

検査の結果、陰性だった場合は、体調は引き続き留意するものの、特に行動の規制はなし。逆に、陽性だった場合は、長い待機期間が始まる上に自分にも感染する可能性がある。

少しでも早く結果を知って、今後の展開を予測し、準備をしておきたい。
(自分の職場、仕事、家族の関係者の方への連絡などなど)

わ!結局、あなた全部自分のことしか考えてないじゃないか。
(なんか保身の言葉がいっぱい浮かんでくるよ)

と、このような脳内会議が始まり、ずどーんとガッカリして、力が抜けました。
なんだあ、まだ私は「迷惑をかけない人」でいたかったんだ。
一方で「おかしいなあ。あの時も、あの時だって、すでに迷惑かけてたのに。」と思ったり。

結果、どうしようもない事態になって諦める

色々考えていましたが、あまり時間もたたずに自分も発熱し、もう考えることもできずひたすら布団のなかで寝返りを打っていました。
思うように睡眠もとれず、「とにかく早く1日が過ぎて」と思ったのは産後の間もない頃の感覚に似ていますね。

そう言えば、この自分ではどうしようもない事態、というのは久しぶりだったように思います。仕事も人間関係も順調で、小さな困りごとはあるものの、それほど必死になることもあまりなく、穏やかな日々を過ごしていました。

こうしてまた強制的に自分の思考が停止されたことにより、なんとなくしがみ付いていた色々な思いを放出できたように思います。

こんなことでもしないと目が覚めないのかと思うと、トホホと思いますが、こうして過去の出来事を笑って書けるようになって、ひとまずは安心。

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