なぜ葉巻なのか
1967年、私は横浜で生まれました。
その後横須賀市で暮らし、1980年に父の姉が静岡県掛川市へ嫁いだのを機に、家族と共に掛川市へ越してきました。
当時の掛川市海岸線沿いは一面タバコ畑が広がり、今のようなビニールハウスは無く、農家は路地栽培が主流のようでした。
1980年にオープンしたレストラン林檎館は、田舎町の外れにあるカジュアルなフレンチレストランでした。
当時のフランス料理店といえば、食後はきまってコニャックと葉巻。
当店の名が『林檎館』ということもあり、フランス産りんごブランデーのカルバドスに力を入れ、掛川市南部のタバコ畑をオマージュしキューバ葉巻を取り扱うようになったのが2000年頃。
今では全国から葉巻を嗜む方々がおみえになります。
横浜といえば世界有数の港町、横須賀市といえばアメリカ海軍のベースがあり、どちらも早くからカクテルが楽しまれた街としても有名です。
そこで育った私が、サトウキビから砂糖をつくり、その昔にはラム酒もつくっていた静岡県掛川市にきたからこそ、私は自然とバーテンダーになったのです。
静岡県掛川市はまさにキューバ。
キューバのようなのんびりとした時間が似合う街が掛川。
だからこの街で燻らす葉巻は格別。
だから私は葉巻にこだわるのです。
次回はカルバドスや葉巻の魅力や嗜み方など記そうと思っています。
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