Pico 4レンタル3日間で仕事をした感想とレポート
最近、Pico 4を3日間レンタルし、VRアプリ「Immersed」を使って実際に仕事をしてみた。結果として、かなり興味深い体験ができたが、いくつかの課題もあった。
以下、忖度なしに感想と詳細をまとめる。
1. 使用感と快適性
重さと疲れ
長時間使用していると、Pico 4の重さが首やおでこに負担をかけるため、集中して作業をしているときに首が痛くなったり、おでこ部分の血流が悪くなった。特に1〜2時間を過ぎると、その影響が顕著に感じられた。フィット感
頭にしっかりとフィットするため、ヘッドセットがずれることは少なく、比較的快適に着用できた。ベルト調整が可能で、フィット感自体には満足している。目の疲れ
画質自体は良好ですが、VRならではの視覚的な特性(画面が近く、ややぼやけて見える)が原因で、目が疲れやすい。長時間の使用後には目が乾いたり、痛くなったりすることがあった。
2. バッテリーと使用時間
バッテリーの持ち
バッテリーの持ちが非常に短く2時間程度で切れてしまう。これは特に長時間の作業時には不便で、予備バッテリーや充電しながらの使用が必須。レンズの曇り
使っているうちに、レンズが曇ってきて視界が悪くなることがあった。3〜4時間程度使用すると、レンズの曇りが発生し、画面が見づらくなる。
3. Immersedアプリの使用感
バグと不具合
Immersedのアプリでいくつかの不具合に遭遇した。特に、ネットワーク接続が切れると、VR内のスクリーンがフリーズして、再接続にはアプリを一度閉じる必要があるのが面倒。また、ログアウトして1〜2分席を外すと、PC画面がロック画面のまま表示されてしまうことがあり、その場合、Immersedアプリの再起動が必要だった。カーソルの視認
VR内でカーソルが黒色で表示されるため、特に背景が黒系のブラウザやVScodeのダークテーマを使用していると、カーソルが非常に見づらい。Wi-Fiの影響
スターバックスのWi-Fiなど、公共のWi-Fiネットワークを使用すると、カーソルの動きがカクカクして非常に操作しづらい。特に作業中に頻繁に遅延が発生した。
補足:公共Wifiは仕事でではなく、個人的に試した。VR視点のバグ
たまにVR視点が勝手に浮遊して、VRワールド内から視点がはみ出てしまうことがあった。視点を戻すために手動で修正する必要がある。
4. その他の気づき
背景の豊富さ
無料版でも、いくつかの背景が選べるのは非常に嬉しい点。設定することで、臨場感が増し、VR空間での仕事がより没入感があった。持ち運びに不便
Pico 4は見た目がかなり大きくて重いため、外出先での使用は少し不便。特にカフェや出先で使うには、「持ち運びやすさ」という点でやや厳しいと感じた。
5. 総合評価
Pico 4とImmersedの組み合わせは、非常に興味深く、未来的な仕事環境が実現できました。しかし、いつか課題もあり、特に使用中の快適性に関しては、まだ改善の余地がありそう。
とはいえ、仕事の効率を高めるためのツールとしては非常に革新的であり、特に集中したいときや物理的な作業環境をカスタマイズしたい場合には、有用であると感じた。
最後に
以上踏まえると、Pico 4を実際に買うかは微妙です。メリットも大きいが、同時にデメリットも大きい。
皆さんもPico 4やImmersedを使ってみる際には、上記の点を考慮して試すと良い。これからさらに技術が進化しVR環境での作業がもっと快適になると思うと、むねが踊る。
2025年、発売予定のVisor 4kにも少し期待。