【バルビゾン@フランス】フォンテーヌブローの森を散歩
バルビゾンはミレーやルソーなどの画家たちが、パリを離れ自然の近くで生活しながら目の前の自然を描くために選んだ村。
メイン・ストリートをまっすぐにすすむと、そのままフォンテーヌブローの森に入り込む。
森があってこそのバルビゾン。
当時の画家たちの生活や芸術活動に思いを馳せた後は、そのまま森を歩きたい。
森は広大。2~3時間のコースを歩くこともできる。
一日中森の中にいることもできる。
わたしたちは、アリエ県まで3時間近く明るいうちに運転して帰る必要があったので、ちょっとだけ散歩気分を味わった。
博物館を見学している間、車で待っていてくれたシラノへのご褒美でもある。
シラノ、広い森を走っておいで!とリードを放したところ、冷たい空気を吸い込んだものの、走る気分ではないらしい。
「なんて良い匂いなんだろう」と地面の方に興味津々。
シラノのポッキーである枝の宝庫。
シャンパーニュ地方やアリエ県の枝とは違う味がするのかもしれない。
幸せそうではあるけれど、お腹壊してはいけないので、リードにつないでお散歩継続。お腹が強かったら、もう少し自由にしてあげたいのだけれど。
入り口から割とすぐのところに岩が盛り上がっているところがある。
何を思ったのか、シラノが急に岩をよじのぼりはじめる。
うまく登れなくて後ろ脚をバタバタ。
そんなにしてまで登りたいのはなぜ?
リードを持っているわたしも後に続かないといけないので困ったことではあるけれど、10歳のシラノがそんなやんちゃなところを見せてくれるのは嬉しい。
岩の一部に、バルビゾンを代表する画家ミレーとルソーの彫刻。
観光地っぽい。
数分でも、数十分でも数時間でも。
画家たちが歩いた森がすぐそこにある。
バルビゾンは小さい村。
天気の良い週末やバカンス期間はいっぱいの人になるそう。
訪れる博物館も数多くはないので、むしろ森の散策に時間を多く割いてもいいのかもしれない。
ミレー博物館で仕入れた森の注意事項としては、雨の後はすべりやすいので、岩には登らないようにとのことです。
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