【フランスで犬と暮らす】シラノの夜

シラノは犬だけれど、ベッドに乗ることを許されている。

そんなことをしていいのか。
躾けとしてどうなのか。
衛生面としてどうなのか。

それはわからない。

子供がいるわけでもないし、わたしたち夫婦もシラノも幸せで、乗せたから反抗的になるというわけでもないので、乗りたい素振りのときは乗せてしまう。

乗りたい素振りをしていなくても、「乗る？」と誘ってしまうときもある。

ただし長居はしない。暑くなってしまうようだ。
一晩中だとわたしの寝場所がなくなるけれど、程よいところで降りてくれる。

幸せな気持ちをありがとう。

シラノも高齢だし、こういう幸せもいつまで続くかわからない。
幸せは味わえるときに、たくさん味わっておこう。
人生の、喜びですよね。