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GYAO!がサービス終了します。

無料動画配信のGYAO!が、2023年3月31日をもってサービス終了するとのこと、先ほど知りました。

動画配信サービスは有料無料合わせて乱立していますから、特に無料のサイトはいろいろと厳しいのだろうなと思います。

私自身、もうしばらく使っていませんでした。
ですがこのサービス、時々ほかでは観られない映画を配信してたりするんですよ。
なので時々利用していました。

サービス終了は寂しいです。
しかしこれは、ごくたまーに行っていたレストランが閉店してしまうと聞いて「あー美味しかったのに残念だ」と言うようなもので、そんなこと言うならもっと利用しておくべきだったでしょ、と言うやつですね。

例えば現在は、以下のような作品を無料で観られます。

『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』

ドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマン監督の捉えたニューヨーク、クイーンズ区、ジャクソンハイツ。
ジョン・M・チュウ監督のミュージカル映画『イン・ザ・ハイツ』をご覧になった方にはぜひこちらも観ていただきたい。

『イン・ザ・ハイツ』はマンハッタン区のワシントンハイツが舞台の、逆境に立ち向かう、主にラテン系の移民とその子孫を描いた、観たら元気が出るような作品でした。
ワイズマン監督の『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』は、様々な国からの移民のリアルな姿を見せてくれます。
配信は2月24日まで。

『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』

インディアンをルーツに持つミュージシャンたちが、いかにアメリカのポピュラー音楽に影響を与えてきたか、そしてなぜ彼らが栄光の歴史から抹殺されたかを、初めて明らかにした感動的音楽ドキュメンタリー。

GYAO!より

これは、気になっていたけれども見逃した作品でした。
“インディアン”という呼称を使っていいのだったかどうか、今はネイティブアメリカンというのではなかったかなと思うのですが、もしかしたら敢えてそう言っているのかもしれません。
配信は2月28日まで。

『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』

アメリカ西部の熱く乾いた空気の中、道路脇にたたずむ寂れたカフェ兼モーテル兼ガス・ステーションを舞台に描かれる、二人の女のシスターフッド物語。折に触れ見たくなる、好きな作品ですが、ニュー・ディレクターズ・カット版は観ていません(たぶん)。この機会に観ます。
配信は3月3日まで。

『春江水暖~しゅんこうすいだん』

グー・シャオガン監督のデビュー作。
大家族の家長である母の誕生祝いの席で、当人が脳卒中で倒れてしまう。四人兄弟が直面するそれぞれの問題。
杭州市、富陽に流れる大河、富春江の流れを追う長回しが絵巻物のように印象的な作品。
配信は2月26日まで。

『死霊魂』

中国の真実を撮り続けてきた巨匠ワン・ビン監督が挑む渾身のドキュメンタリー大作。
ええーこれを無料配信で観られるのか、と驚きました。一部から三部までの3本で、それぞれが3時間近い大作。関心はありましたが、見逃していました。長い映画は好きですが、内容も重そうだし、体力がないと観られないかなと思っているうちに公開期間が過ぎてしまったんです。
配信は2月24日まで。

『鍵』

発表当時、芸術か猥褻か、という論争を巻き起こした谷崎潤一郎の小説の映画化。市川崑監督作品。
古い日本映画はサブスクの配信でも結構作品が限られていて、DVDでしか観られないものも多いです。(日本映画専門チャンネルにはもちろん色々あるでしょうが、BSは見られない建物に住んでいるので)
50年代60年代の日本映画、時々観たくなるんですよね。メンタルやられていた時期に、古い日本映画を延々と観続けていたこともありました。
配信は2月28日まで。

* * *

ざっと見たところ、このあたりが気になりました。
この後も、サービス終了まで新たに配信される作品があるようです。
要チェックですね。

(追記)
今『鍵』を観ていますが、無料配信はコマーシャルが入るということを忘れてました。それがちょっと気になりますね。

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