【シエルの注目映画】2022年8月公開作品
「映画が好き」なんて言うことを許されないくらい、映画館に行っていません(最後に映画館で観たのは『犬王』)感想も全然書いてないし。
配信でウシジマくんシリーズのドラマ3シーズンと映画4本をループするという停滞した日々を送っています。病んでるのか?
そんな私がどんな映画に注目しているかなぞ、みなさまにはどうでもいいことかもなあと思いつつも、8月に公開される作品の中で気になるものをピックアップします。
『サハラのカフェのマリカ』(8月26日公開予定)
アルジェリアの砂漠でカフェを営むマリカさんをめぐるドキュメンタリー。
『バグダット・カフェ』(1987)とはたぶん全然違うだろうと思う。マリカさんは本当の砂漠でたった一人だから。
マリカさんはどんな人なのか、カフェに行きかうのはどんな人々なのか。
知りたいなあ。
余談ですが、私の知るアフリカではカフェを開いているのは男性ばかりで、女性はもっぱらレストラン(というか日本でいうなら定食屋のような店)。なぜそうなのか人に聞いてもわからなかった。そこに何かありそうだけど、力不足でその点を掘り下げるに至っていません。
『彼女のいない部屋』(8月26日公開予定)
「彼女に何が起こったか、観る前の人には話さないでください」というくらいなので、予告を見てもストーリーはほとんどわかりません。明かされているのは「どうやら家出した女の話らしい」ということだけ。それだけに気になる作品です。
『雲旅』(8月26日公開予定)
6歳で親に遺棄されてから弟と二人で児童養護施設で育ち、出産、弟の死を経て30歳でプロボクサーになった葉月さなさんを追うドキュメンタリー。
単純にこの人物について知りたいと思いました。格闘技に身を投じる人という観点からも、深い孤独を知る人という観点からも。
『セイント・フランシス』(8月19日公開予定)
34歳の独身女性ブリジットと、彼女が必死に探した子守仕事で任された6歳のフランシスとの一夏の交流を描いた作品。
予告を見る限り、なんとなく観たら元気が出るような気がします。
『ぜんぶ、ボクのせい』(8月11日公開)
男にだらしない母親に遺棄された少年、という近年度々取り上げられているテーマのようです。しかしその少年と、ホームレスの男、一見恵まれた環境にある少女が出会って擬似家族のようなものを緩やかに築いていくという話でもあるのかと思いました。でもたぶんそれでめでたしではなくて、少年は現実へ帰っていくのかな、と想像します。その帰り方に注目したいです。
『裸足で鳴らしてみせろ』(8月7日公開)
「フェイク・ロードムービー」というのか、音で世界旅行を作ることにした、二人の青年の複雑な愛の物語、のようです。
愛の矛盾が暴力に現れるということで、アクションコーディネーターに園村健介さんがクレジットされていますね。
音に着目しているところが面白そうだと思いました。監督は映画のフォーリー(映画の画に合わせて細かな音を収録していく作業)からヒントを得たとのこと。
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以上、例によって見落としあるかもですが、6本ピックアップしました。
それではみなさま、よいご鑑賞を。