【ゲームの評価】ゲームに大事な三つの要素【解説】
はじめに
どうも。クルンシエルです。
前々回での自己紹介にて、ゲームをレビューする際の指標を解説したいと宣言しました。
地続きで書くつもりでしたが、マリオの映画を見てしまい感想を書かずにはいられなくなってしまったので仕方ありません。
仕方ないですよね?
本題ですが、今回は自分がゲームを評価する際に見る、三つの要素を紹介したいと思います。
ゲームレビューのnoteを書く際にも、この基準で書きます。見た目でも分かりやすく星型の五段階表記で。★★★☆☆(この場合は「五段階中の三」)みたいな。
特に重要だと感じている三つの要素なので、後々に評価基準が追加されることは無いかと思われます。あったら編集します。
ものすっごく個人的な指標によるものですので、ある一つの視点であるということを念頭に置いてくださいませ。
それでは、どうぞ。
評価基準
単刀直入に言うと三つどころか二つ!
それは没入感とゲーム性です!
どれほどそのゲームに熱中させられるか、集中できるか。どれほどそのゲームの内容に心が惹かれるか、面白い遊びだと感じられるか。
主な評価基準はこの二つだけです。
僕は外見よりも中身が重要だと考えているタイプで、やれ誰々がこの声優であるとか、やれどこどこのスタッフが開発に関わってるかとか、やれBGMがオーケストラとか、やれグラフィックがリアルで実写級であるかとか、そういったものに興味はありません。
結果として、それらが評価に繋がるほど良かったとは言及できますが、それらの要素が作品の中身を担保する要因になるとは思えないからです。
大好きな任天堂であっても同じです。面白いのはゲームであって、ゲームを構成する要素ではない。
ラーメンが食べたいのであって、ラーメンの情報をメインで食べるつもりは無いんですよね。ちょっと謎の例えですが。
大事なのは没入感とゲーム性。
では、先程述べた評価基準の三つの要素とは何かと言うとですね。没入感とゲーム性をないまぜにした一部の要素を取り出したものになるかなと思います。それを個人的に大事だと思う順番に並べると……。
ズバリ、ゲームに大事な三つの要素とは、ストーリー、システム、テンポです。
ここからは、この三つの要素について一つずつ説明したいと思います。
大きな太字の横にあるカッコが現在何番目の要素であるかを示しています。なお、目次を見たら分かりますが、三つの要素云々言いながら五項目あります。
満足度(0)
何の説明も無しに新しいのが出てきたじゃねーかと感じた人もいると思います。ですが、ゲームを厳密に評価するのとは別の、超個人的な要素を一個だけ入れさせてください。
ゲームをクリアした時、スタッフロールが流れ、暗転し、タイトル画面が再度表示された瞬間。ENDの三文字が大きく画面に表示された瞬間。
「終わったな〜」って思いませんか?
「クリアしたな〜」「長かったな〜」と。
それです。
クリアした時にどれだけ「あぁ、面白かったなぁ」と感じられるかを書きます。でもこれって、どれだけ理屈を捏ねて考えても個人の感想ですよね。他の人がクリアした時に必ず同じ感傷にはならないでしょうし。
そのため、三つの要素とは別の要素として載せます。いわゆる「俺は面白かった」「俺は気に食わなかった」って奴です。
ストーリー(1-1)
一個寄り道を挟みましたが、これが本題です。
ゲームを面白いと感じるのに必要だと思う要素の一つ目はストーリーです(マリオみたいなストーリーが重要ではないゲームに関してはこの次の項目で説明したいと思います)。
僕は、漫画やアニメなどと同じように、ゲームは「作品」であるという認識があるので、ゲームに用いられるシナリオも重要な要素だと思っています。
「面白いんだけど……話の内容がな……」というのはたまにありますね。ペーパーマリオスーパーシールは正にそれ。
ただ、この項目は「没入感を得られる要素」を普遍的に表現した名目ですので、ゲーム内に登場するキャラクターやテキスト、演出といった「ゲーム世界の雰囲気を説明する要素」はこの項目に集約されているようなものだと思ってください。
ちなみに、ストーリーに重きを置いているかどうかを判定するのは勝手ながら僕個人の判断です。基準点として挙げるならば、設定を感じるテキストがあるかどうか、主要人物の背景や関係が重視されているかどうか……ですかね。例えば、マリオシリーズはグラフィック表記となるでしょうが、カービィシリーズはストーリー表記となるかも。
また、アクションゲームやレースゲームなどはグラフィック表記となりやすいでしょうね。逆にRPGやアドベンチャーゲームはストーリー表記となるでしょう。
グラフィック(1-2)
この項目は上記にあるストーリー項目とほとんど同じです。違うのは表記名だけです。
この項目だけをチラ見する人も居るかもしれないので、簡単な説明をすると、ストーリーがシンプルなものをレビューする時は「ストーリー」という項目名は不適切に思えるので「グラフィック」と表記する。ということです。
なお、グラフィックと表記していても、背景に流れるBGMやテキストなんかもこの項目に集約されます。
例えば、スマブラシリーズは基本的にストーリーなんてないのでグラフィック表記にしますが、過去のスマブラにあった「フィギュア名鑑」にはそれぞれの原作に合ったテキストが大量にありますし、スマブラに収録されている様々なゲームの楽曲を聴いているだけでも楽しいですよね。
でも、この要素が「グラフィック」に値するかと言ったらそれは別の話ですよね。ですが、僕のレビューではこれも「グラフィック」項目に入れます。
元々、「夢中にさせられる要素」に対して普遍的な名前をつけているだけなので、僕の基準では同じ箱の中の話なんです。
なので、もしレビューに「項目名とズレた評価をしている」とケチをつけられても困る。最初から俺ルールなのだ。
システム(2)
重要だと考えている要素の二つ目。それはシステムです。
ここでいうシステムとは、もちろんゲームシステムのことです。各々のゲームが持つ独自のゲーム性は、そのゲーム全体の雰囲気そのものであり最大の特徴。そのゲームにしかない面白さを担っていると言っても過言ではありません。
あなたがゲームをする人なのであれば、今好きなゲームを思い浮かべてください。その好きなゲームは、他のゲームで代用が可能なものですか?
……大抵は代用が不可能かと思います。代用が可能であっても、そのゲームが好きなのであれば、それはキャラクターや世界、ストーリーに惹かれているからだと思います。だからストーリー項目を一番大事としているんですね。
と言っても、もうゲーム業界だって数十年という単位の時間が経っていて、その間に出ているゲームの種類も何百、何千、何万本……。
この世に全くない完全にオリジナルのシステムというゲームなんてもはや出せません。
それでも媒体や時代によって「斬新さ」の基準は更新されていくものなので、案外このシステムという項目からゲームを評価することに苦労を感じることはないのかもしれません。
ま、上記のようなゲームの斬新性があっても、UIの視認性やメニュー画面の見にくさが目につくのであれば、それはそれとして書きますがね。
基礎の上に成り立つ応用! ユーザーに向けた分かりやすいシステム!
結構大事な部分だと思いますよ。
テンポ(3)
これがラストだゲームの重要な要素、三つ目。テンポです。
テンポとは速度の速さを表す音楽用語のことですが、ここではゲームスピードの心地良さを示します。
テンポがいまいちピンと来ない人に説明しますと、RPGで通常攻撃を選択する度に一分近くの乱闘演出が発生したらめちゃくちゃ鬱陶しいですよね。何回も選ぶ行動ですし。言わずもがな、これはテンポが悪い例です。
アクションゲームで、失敗した直後にもう操作が可能になって再開できる、という例。これはテンポが良い例です。すぐに再開できるから、夢中になって何回も遊んでしまうかも。
このように、テンポの良さはそのままゲームの快適さに繋がります。もちろん、何でもかんでも早ければ良いということではありませんが、少なくとも何回も選んだり見たりする部分は早い方が嬉しいですね。
他の二つの要素より優先度が低いのは、ゲーム部分が面白いとある程度のテンポの悪さは許容できるようになるからです。
テンポが悪いところもある。でも面白いからやっちゃう! そんな感じです。
さいごに
いかがだったでしょうか。
ストーリー、システム、テンポ。
この三つの要素を重要視しているということが伝わったでしょうか。
これからゲームレビューをする際は、上記の内容に沿って、
満足度
ストーリー
システム
テンポ
という順番で書きたいと思います。
以上、ゲームの大事な三つの要素でした。
前回のnoteから期間がちょっと空きましたが、他にもゲームに関して考えていることはあるので、ちょくちょく書いていくかもしれません。
また、お会いしましょう。それまで良いゲームライフを。
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