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【Break Free(Lead the Way)】新年早々マリオの楽曲で泣いちゃった話【雑談】

はじめに

 どうも、クルンシエルです。
 任天堂大好きなのは間違いないと思ってるんですけど、自分が思ってるよりもマリオ愛が強いのではないかと感じる出来事があって自分でもちょっと動揺してます。
 まぁ、その・・・タイトルの通りなんですけど・・・お恥ずかしながら。

Nintendo Musicとかいう神アプリ

 今回お話するにあたって、まずこの神アプリをご紹介しなくてはなりません。「Nintendo Music」です。

 スイッチでオンラインプレイをする際には、月額制である「Nintendo Switch Online」というものに加入しなくてはならないのですが、ゲームをする人にとってはまぁ意味分からんほど特典が付いてくるんですよ。
 おひとり様ならひと月約300円ですが、オンラインプレイが可能になったり、セーブデータをクラウド共有可能になったりするのはまだ分かるのですよ。

 ファミコンとスーファミとゲームボーイの名作が遊べます。もうこの時点で元を取ってるだろ。
 これで、さらに付いてくるのが「Nintendo Music」って訳です。追加当時に値段の変更はなかったので、実質お安くなってます。どういうこと?

マリオ64からマリオオデッセイへ

 ちょっと話が逸れましたが、要するにNintendo Musicで任天堂のゲーム曲を聴いていたってことですね。

 いくつかお気に入りの曲がありまして、それをシャッフル再生(ランダム順の再生)していました。
 そのうちの一つに、マリオ64の曲「スタッフロール」が流れました。
 マリオ64は実機では遊んでいませんでしたが、僕が初めて買ってもらったゲームソフトが「マリオ64DS」でして、その前からマリオ64のプレイ動画を見ていました。(ニコニコ動画で)
 つまり、僕にとって「マリオ64」というのは思い出補正に食い込む立ち位置なんです。

 マリオ64の最終戦、クッパを倒してエンディングが始まるのですが、その時に流れる音楽こそが「スタッフロール」なのです。
 ゆったりめで明るいのですが、郷愁を誘う曲調で、今まで冒険してきたステージが次々に紹介されていきます。完全クリア前だったら未知のステージが映ることもあるかもしれません。

 数年前ならこの曲に秋川雅史さんの「千の風になって」の歌詞がメロディーと妙にマッチするという点で思い出に残っていたのですが、今は先ほど紹介したように懐かしさが込み上げてくる曲として好きです。
 聴いているとちょっと涙ぐんでしまう程度に・・・。と、この時点で涙腺がかなり攻撃されてますね。

 「スタッフロール」を聴いた後、しばらくシャッフル再生を続けていると、今度はマリオオデッセイの「Break Free(Lead the Way)」が流れました。本記事タイトルの曲ですね。
 マリオにはかなり珍しい、ボーカルの入った曲ですね。

 この曲、英語版と日本語版があり、ゲーム中に流れるのは英語版だったので、お気に入り登録していたのは英語版でした。
 日本語訳を特に知らず聴いていたのですが、まぁ〜、カッコイイんですよね。

 クッパを倒したと思ったら、決戦場が崩壊、逃げるためにクッパの身体をキャプチャー(マリオオデッセイのみの特殊技。キャプチャーした相手の身体を操ることが出来る。)して進むという熱い場面で唐突に流れます。
 マリオというよりはソニックシリーズとかで流れそうなロック調で、スピード感があってアガる曲です。

マリオとピーチ、2次元と3次元

 ふと、シエルは思いました。
 「Break Free、日本語訳はどんなんなのだろうか」と。
 あまり英語は堪能ではないので、YouTubeにある有識者の翻訳を参考に。

 なんと・・・こんな歌詞だったのか、と。

 マリオを待つピーチの視点のような歌詞で、サビの最後は「旗を掴み花火が始まる」というゴール演出を表現する部分や、2D・3Dを示唆する歌詞、決戦場が月であることから歌詞にも現れていたりと、これでもかという程「マリオ」な歌詞だったのです。

 こんなに良い歌詞なら、日本語版はどうなのか。
 今度は、ピーチを救いに行くマリオの視点のような歌詞に切り替わっており、やっぱりマリオの動きを想起させるような歌詞で、けれどどこにも「マリオ」や「ピーチ」、「クッパ」なんて単語は無いんですよ。

 実際に泣いてしまったのは、1番のサビ「蹴り上げたこの足で 2次元を跨げば」という部分。
 マリオがジャンプする時や甲羅を蹴り飛ばす時のような仕草の後に、2次元つまり2Dであった頃のマリオを示唆する歌詞。
 「二次元」なんて歌詞として語呂の悪い単語を、後の歌詞にある「三次元」と合わせて使っているんですよ。

 確かに、マリオオデッセイではドット絵のマリオを操作する部分もあり、2次元と3次元が交差するという箇所があるのは事実です。
 しかし、ここであえて「二次元」なんて単語を使うのは、「マリオというゲームキャラクターの歴史は『二次元の時代』なくして語れない」という事ではないでしょうか。

 そういった歌詞への解釈を、頭で考えるよりも先に心で感じた瞬間、無性に涙が溢れてしまった・・・という訳なのです。

Jump Up, Super Star!でも泣いちゃった

 マリオオデッセイにはもうひとつボーカル曲がありまして、それが「Jump Up, Super Star!」なんですね。
 こちらはノリやすくて明るい、元気が出る曲です。英語版、日本語版ともに「ジャンプ」や「オデッセイ」などの単語が出るので、こちらの方がより「マリオオデッセイ」らしい曲ですね。

 で、まあ、涙腺が緩くなってしまうとですね、こんなに明るい曲なのに涙が出ちゃうもんですね。
 というより、日本語版の歌詞が良いというのもあります。(言い訳)

 英語版の歌詞は全体的に「マリオは今でもヒーローでスーパースター」という雰囲気なのですが、日本語版だと「みんなが幸せでいられる世界こそまさにスーパースター」という平和を掲げた歌詞なんですよ。
 ジャジーな曲調も相まって、英語版の方が似合っているのですが、日本語版の2番のサビの歌詞が凄く好きで・・・。
 好きなのでとりあえず見てください。

一人で悩んで もう落ち込んで
肩落とすときにも
ただ流れていく フレームの中で
1UP できるよ

みんなに Hi! おはよう Hi! こんにちは
バイバイして「またね!」と
過ぎる毎日を コツコツと生きる
君こそが スーパースター
So, let's do the Odyssey!

アットウィキ参照:https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/7047.html

 「何だこのマリオとは思えない歌詞は!」という衝撃もありつつ、忙しない日本人に宛てられたかのような内容じゃないですか。
 ここでいう「フレーム」はきっとテレビのことで、「悩んで落ち込んで上手くいかない時も、マリオで元気を出して」という励ましの解釈ができると思います。

 さらに、「過ぎる毎日をコツコツと生きる」に続きますが・・・、ここで存在しない記憶が掘り起こされました。
 「小学生の頃、友達の家で、みんなでファミコンを囲ってマリオを遊んでいた。歳を取って、大切な人ができて、子供も生まれた。毎日大変だけど、それでも家族のために働いている」・・・そんな人にこそ、「君こそがスーパースター」なんて宛てられているのではないのかなって。

 そして、子供がゲームをするような年代になって「So, let's do the Odyssey!」ですよ。

 冒険をしよう。旅をしよう。
 さあ、オデッセイをやろう!

 こんなんおっさん泣くで。

さいごに

 思わず泣いちゃったのも、少しは理解してもらえたでしょうか。僕の中で渦巻いた感情が少しは伝わったでしょうか。

 久しぶりにマリオオデッセイを遊びたくなる、そんな出来事でした。
 今は本当に忙しくて出来ませんが、必ずやりましょうね。未来の自分へ。


 やっぱ好きだ! マリオも任天堂も!
 これからも末永く応援させてくれー!!

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