4歩目 カウンセリング(受)にも下準備が必要
突然だが、僕自身、友人知人の相談を受ける活動というか実績作りを今年1月から開始して、もうすぐ40人になるというところまで来ている。就活、転職、人生、恋愛、職場、家族に関する事柄がやはり多いという印象。この活動は手っ取り早く人の役に立った気がして気に入っている。気持ちのこもったありがとうが聞けるからだ。やっぱり純度100%のありがとうは何よりも嬉しい。
◇経験から
僕自身、キャリアカウンセリングなどを利用したこともあったけれど、本格的なカウンセリングは料金が高い。1時間12,000円以上のものもある。
なのに、もらった助言で腑に落ちないことがあった。
なんでだろう。理由を考えてみた。
◻️カウンセラー側
△本音のちょっと奥にある(相談者が気付いていない本音も含む)根源的な思いを捉えきれず、助言の軸がずれてしまっている。
◻️相談者側
△自分がどうしたいのか、何に困っているのかをきちんと把握出来ていない。
原因は多々あったと思うが、信頼関係を築くにはあまりに短い1時間程度で、上辺でない本音を引き出せるカウンセラーばかりかというと違うと思う。
今までカウンセラーもどきと相談者の両方を経験した上で、短い時間で信頼関係を築き、本音をさらけ出すことの出来る状態がなによりも重要だと思った。
カウンセリングもどきをやってみて、漠然とした不安、不満は持っているけれど、具体的に何について相談をしたいのか把握している相談者は多くない。(自分もそうだったり)
つまり、その状態でカウンセリングを受けてもまずは、自分がどうしたいのか、何に悩んでいるのかをはっきりさせるところからスタートするのだ。時間が足りないのも当たり前だ。
カウンセラーは助言を与えたりや希望を見出だしてくれようとするけれど、相談者の本当の想いに到達していない場合、悪く言うと押し付けられているように感じてしまったのだろう。
お金も払ってるし、初めて会う人だし、時間も限られているし、普通は緊張するよね。
カウンセラーの肩を持つわけではないけれど、これは双方に不利益だ。特に相談する側。
だからいわば、相談者とカウンセラーの仲介ポジションというのを担いたいと思った。カウンセリング前の下処理と思ってもらえばそれでいい。といってもどこかのカウンセラーを紹介するわけでもないのだけれども。
とにかく「人に話す」というハードルを下げたい。
現実の生活で僕には難しいことも多かった。建前だらけの現実で苦しくなることも多い時代だと思う。だから、匿名性のレベルを上げてハードルを下げたい。
話してすっきりすれば、良し。
話して気持ちの整理が付いてなお、カウンセリングが必要となったら、それを持って行けばきっと的確な助言が得られるはず。
どうしたらいいか分からなくなって気持ちを整理したい、ただ話を聞いて欲しい、肯定して欲しい、背中を押して欲しい、大したことじゃないからカウンセリングを受けるのも…なんて層に利用して欲しい。
話すだけですっきりすることは思っているよりもずっと多いと思うよ。それだけで解決したら安いもんでしょ?
つづく