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ドミニオンGP優勝記(再)

町ドミで「今年は優勝するわ」って言ったらほんとに優勝した。言霊ってやっぱりあるんだね。

予選1回戦

銅貨と屋敷それぞれ別のカードで廃棄する場合は銅貨廃棄を先に入れるのが鉄則とはいえ、呪いが入ってくるような、特に4人戦では銅貨を大事にしなければ。初手は下役ー仲買人くらいか。脳みそが4人戦に対応しておらず私は香辛料商人を買ったが皆さんに追従してもらいちゃっかり1位。

予選2回戦

都市国家ー策士を打つほかない。4人戦のゲームレンジではこれが支配的。策士は使い捨てだが引き上げ水夫で有効活用。それゆえ初手は封鎖ー道化棒しかない。ゲームを全く理解できていなかったがちゃっかり2位。

予選3回戦

急使ー銀から4Tに船着場を打てるように祈る。ほかの戦術は事故って属州が買えない人がいないと厳しい。デッキ総金量10で属州を買い始めるミスを犯して4位。岐路絡めてなんちゃってコンボをする場なので引き切りるのは難しく、引き切れない前提で金量をもう少し積んでおくべきだった。

予選4回戦

初手船乗りはマスト。ぶれはあるが出力の高さ故、このカードを買わずに1位を目指すのは難しい。3T船乗り引ける前提なら相方は銀貨だが、購入権を入れるタイミングが難しくなるため道化棒の方が良くなるパターンも多い。実戦は値切り屋込みの8金で属州+追剥(船乗りで則打ち)を繰り返して11T属5。ようやくうまくドミニオンができたと実感。予選抜け確定。

予選5回戦

ごますりーごますりから4Tスーク購入まで確定手順。出力の高い確定手順故、大会でこれ以外の選択肢を取るというのは自分には難しい。最終形を想起してもごますりとスークは必要、というか3回揃えればそれで終わりなのでこの手順しかないように思う。条件戦の卓でこれをやるのはやや辛いのではないかと思う。

本戦1回戦

予選でズル策士は必ずやるべきという知見を得ていたのはラッキーであった。街道ガレリアワンショットは強そうだが自分は大会の1回戦でそれをやるようなプレイスタイルではない。属州+策士購入を繰り返して策士が枯れたところで属属。開発で策士をさばいて無駄がない。この辺りはメイクドサプライ特有の「そこにある意味を考える」ができるかどうか、大会慣れの問題もある。

本戦2回戦

4人戦 呪いまこうと 意気込むも 堀に阻まれ 逆に食らう(駄作)
ティアラが強すぎて呪いを撒こうとした人が呪いまみれになるという4人戦あるある。こんなことやってて優勝できるとは思わないよね。

本戦3回戦

銀銀ー輸入者スタートで8枚除いて3Tは輸入者銀銀銅銅の手札。そこから山師と狩猟小屋集めたけど最後7金連打して2位。もうちょっとスマートなやり方あったかもしれないけど確定手順になびいてしまった。2回戦3回戦でプレイも引きの感触も悪く、あとがなくなって辛い。最終戦1位条件。

本戦4回戦

最終戦がコンボを組むだけのサプライとは。少し拍子抜けした。1番手スタートで金貸しー銀から2巡目5-5出して幸運を感じる。運があると感じることで今日は勝てるなと感じるし、大会で勝ちあがるときはだいたいこの感触を得ている。2巡目に買った語り部が同盟との相性が良く、勝因となった。仮想敵をおいて、相対点数、相対庭師枚数を考慮して行動していく。ここで1位を取るためには最後まで思考を研ぎ澄ます必要がある。艀を毎ターン貼るのが安定ではあるが絶対に1位が必要な場面ではリスクテイクが欠かせないと考えている。サプライを隅々まで見ることや他人のプレイから学ぶことがメイクドサプライでは非常に重要だと感じる。その結果、艀は1枚にして番犬4ドローで補うという結論を得る。リスクではあるが事故らず回って1位。

準決勝A卓

サプライ選出に関しては、3択のうちこれを選ぶのはあまりにも当然であった。旗や鍵、サル、水道橋の存在は下位手番に優位に働く。インタラクションが多く、他人の行動により自身の有利不利が大きく左右される。その点で上記のカードに手を出すのはかなりのリスクを伴う。他者の行動を注意深く観察する必要があるし、他者の期待値計算が自分のそれと大きく異なれば、予測できない事態になることは避けられない。しかしながら3位に非常に価値のあるゲーム故、リスクを最低限にしながら行動することは有効である。

優勝決定戦

過去の決勝ルールと異なり、3人がリーチ状態から始まるため、自力で終わらせることをそれほど意識する必要はない。この点の理解は非常に重要と思われる。サプライ選出に関しても下位手番がこれを選ぶのが得であったとは思えない。属属は難しく、ステロ構築となるが手数を極限まで減らす必要がある。運よく5-2スタートなので、伯爵ー配給品。廃棄は1回。残りのパーツを考える。配給品2枚→保管庫で属州確定なのでこれらはマスト。回転力と財源も必要で剣士も必要。ターミナル3枚となるが雪深い村1枚で打ち切れる。最後は祈るだけ、何とか1位。

大会のルールを深く理解することが大会での勝率を高めるのに重要だと感じている。予選を抜けるのに必要なのが14点であれば112か1133か12233か22222等が必要である。こう見たときに1位の重要性がわかるし4位を取ると場合の数がぐっと減ることがわかる。この辺りは「手札5枚で8金だすには~」みたいなドミニオンの思考と似ているので得意な人多いかもしれない。メイクドサプライに対する対処は学ぶ機会が少なくなっていると感じる。というかほぼGPの過去問で学ぶしかない。過去問は2度と出ないけどこれをやるのが(大会に対しては)最良の勉強法だというのは、受験をしたことがある人には理解してもらえるかもしれない。

大会で勝つには大会特有の技術と運が必要なので毎回欠かさず参加してしゃぶりつくすことが結果を出す近道だと感じます。(自分はドミニオンを本格的に始めてから大きめの大会には必ず参加していると思います。)参加できない場合にも配信等で追体験することは可能だと思うのでいつか来る豪運に備えてみませんか?

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