ゾンビが食べて強くなる。"ダンジョン飯"アクション『DUNGEON MUNCHIES』
概要
『DUNGEON MUNCHIES』において、プレイヤーはゾンビの主人公となり、ネクロマンサーのシマーなどの助けを借りながら料理を作ります。魔物の素材によって料理の効果が変わります。
たとえば蚊の魔物を素材にすれば、二段ジャンプができたり。ハッピーな草を素材にすると移動速度がハイになったり。ただし料理を食べられるのは最大7つまで。
100種類ほどある料理はすべて異なる効果なので、ローグライクのスキルのように組み合わせることで自分だけのゾンビを作り上げることができます。
武器も倒した魔物を素材にして作成。武器は両手に持てるので、火力に全振りしたり、片方は盾にして安全に戦ったりと自分のスタイルに合わせて変えることができます。
ストーリー
ネクロマンサーのシマーに、ゾンビとして蘇らせてもらったところから物語が始まります。シマーに言われるがままに魔物を倒し、料理にして食べる。
彼らがいるのは巨大なダンジョンの一角。このダンジョンは「森の王」という人物が統治しているとのこと。この森の王とシマーは面識があり、フランクに言葉をかわす場面もありますが、果たしてその関係は……?
物語は終盤、急激にその様相を変え、予想だにしなかった展開を迎えます。揺れ動くストーリーはこのゲームの肝ですね。
世界観
ダンジョンと呼ばれる閉ざされた世界で珍道中冒険が繰り広げられます。ダンジョンは全体的に薄暗いですが、後述するキャラクターが個性たっぷりでユーモアにあふれているため、悲壮感あふれるほどではありません。
一部、グロ耐性がない方は不快に思う可能性があります。また、『クトゥルフ神話』が好きな方は「おっ」と思う場面があるかもしれません。
キャラクター
シカダが購入を決めたポイントです。とにかくキャラクターがかわいい。イラストも個性も。
暗い世界観と反するように、あらゆるキャラクターが生き生きしているので、十分に楽しめると思います。
ゲーム性
既に述べたとおり、スキルを組み合わせるローグライク風味のアクションゲームです。アクションが苦手な人もいちばん簡単な難易度なら問題なく進めるので、ストーリーを楽しみたい人でも大丈夫。いわゆるNORMAL以上の難易度だと、敵が少々強い場面が出てきます。
武器や料理はいろんな選択肢がありますが、特定の武器を使うようになると意外と選択肢が少なくなります(特定の武器でしか発動しない料理スキルなど)。
任意のセーブができないのはちょっと難点。復帰ポイントで自動セーブはできますがそれだけなので、復帰ポイント通過→武器変更→死亡などの流れになると、武器変更からやり直す必要があります。
まとめ
『DUNGEON MUNCHIES』は
キャラクターの和気あいあいとした掛け合い
未知なる存在との邂逅
スキル構成を考えるアクションゲーム
というワードに惹かれる方にオススメできるかなと思います。現在SteamとNintendo Switchで配信中。どちらも日本語対応しているのでお好きなほうをどうぞ。