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インディグり #53「未解決事件は終わらせないといけないから」

インディーゲーム発掘マガジン「インディグり」。
今回はバラバラになった記憶を繋ぎ合わせて未解決に終わった事件を解決するポイント&クリックのアドベンチャーゲーム『未解決事件は終わらせないといけないから』を紹介します。

※ネタバレはありませんが、ゲームの仕組みに深く触れている可能性があります。プレイ予定の方はご注意ください。


本作の物語は、たったひとつの未解決事件を残して退職してしまった清崎蒼警部のもとに若い警官が訪れるシーンから始まります。

上記Instagramを見ていただければわかるように、本作は韓国の個人インディーゲームデベロッパーSomi氏による作品です。しっかりとローカライズされているので日本語でも問題なく遊べます。

違和感がないレベルの日本語

未解決事件となっているのは、清崎が解決できなかった「犀華ちゃん行方不明事件」。廃人のようになってしまった清崎の記憶をもとに当時の証言をひとつずつ読み解き、重要な単語からさらに記憶の糸をたどります。

自首の証言が見つかるも、誰かわからない

しかし、証言をしていた人物の話を聞くにつれ、どうも話が噛み合わない、誰のことを言っているのかわからない、ということが増えます。それぞれの証言は誰の証言なのかもわからないので、推理する必要があります。

証言した人のアイコンを変え、誰が言ったのか自分で判断する

本作の肝は、最初はごちゃ混ぜで何が何だかわからなかった話が徐々にまとまり、違和感が解け、「まさか……」の展開に迫っていける点にあります。これは小説や映像作品では成し得ない、プレイヤーの思考が交じるゲームならではの体験です。
これは嘘がテーマの物語なのか、それとも……。

『未解決事件は終わらせないといけないから』はSteamで配信中。


インディグりとは?

まだ見ぬインディーゲームを求めて執筆されるゲーム紹介マガジンです。
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