作詞②(修正版)『逆にラブソングを聴く』
先日投稿した詞が冷静になってみるとさすがに冗長すぎたので、添削して再投稿させていただきました。
ぜひ読んでください、よろしくお願いします。
『逆にラブソングを聴く』
ある日世界はふたつに分かれた 恋する者と恋される者
取り残された僕は 自己暗示 「幼いんだ」「無知なんだ」って
原始の衝動に逆らったから I don’t know
気づけば翼を見せびらかす鳥たち 声高々歌う夏蝉
ここにある ただ飛ぶための翅 呟くだけの羽虫
自分を傷つけキミを傷つける 心の取引は暴力的で
ふたりの痛みが混ざりあう それでも互いに求め合う
ズタボロで笑う人たちはダイヤモンド
僕は臆病者 石ころだって
それなら 逆にラブソングでも聴いてやろうかな
世間に刺さった「恋の詩」を取りこぼした
それを拾ってみたけれど 当てはまる穴ここにはなくて
まるで人間じゃないみたい
出会いの瞬間 別れの季節は どうでもいい
僕はただ時が過ぎるのを待つ針だから
寂しがり屋のからっぽを 別の寂しがり屋が埋める
恒星たちが連なって 無数の星座になる
僕は孤独の彗星だって 無重力を彷徨う自由
なにもかもわからないから 逆にラブソングを聴いてみたんだ
いつまでたっても聴きなれない 歯の浮くような台詞たち
僕は一人なんだ だからなんだ 眩く叫べばいい
この世界を 繋ぎ合わせるものはない もっとバラバラの滅茶苦茶であれ
宇宙がラブソングであふれても 孤独な意志よ止まらないで
了
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