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最近のScam(赤黒想起)で起きたこと

序論

もともと赤黒想起(以下Scam)は、指輪物語発売前まで2マナ域が微妙であった。
《終止/Terminate》と《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》があるものの、相手にアクティブに干渉するカードが少ない。また、軽量除去があまりなく、序盤で《終止/Terminate》を打ってしまうと《濁浪の執政/Murktide Regent》などが除去できなくなり負けてしまう・・・なんということが多々あった。そのため、指輪物語発売前まではUR猿のほうが有利と言われていた。イメージてきにTier2とったところか。

指輪前のScam


試しに指輪発売前のScamのリストを漁ってみた。
どうだろうか、3マナ帯が多く若干”もっさり”している印象をうける。
他にも色々みてみたが、《血染めの月/Blood Moon》は好みの問題だが3マナ帯のカードが7~8枚採用されている。
3マナを目指すことになるデッキなので土地は22ぐらい欲しいと思うが、
これ以上土地を増やそうとすると想起のコストがギリギリ足らないという事が起きる。
(オーク出る前のScamは私も使っていなかったのであくまで推察である。)

変えたのはこいつ


タフ1の人権を奪った

奪取のラガバンやマナクリ、《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》などをさくっと除去できる。《終止/Terminate》を《敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer》に当てず、《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》で対処可能に。この”小回り”が今やTOPTierにお仕上げた要因ではないだろうか。
1マナ~3マナ域がバランスよくなったため、シュッと引き締まった。

キープ基準

序盤の目標は相手に押し付け”不快”にさせることを目指す。
初速が結構重要と思う。

これが先手だとパーフェクト

正直相手次第、先手後手次第ではあるが、自分の1ターン目《悲嘆/Grief》想起から、除去、追加のハンデスにもつながるため相手を不快にできるためキープする。

先手でも後手でも戦えるのでキープ

Scamらしい動きはできないが、マジックザギャザリングができるためキープする。

有利不利

トップ勝負する形にされるとかなりつらい。
Tier上位でいうとカスケードクラッシュが代表てきなところ、またマイナーなところでいうと黒単貴重品室のようなゆっくりマナを伸ばしてからのビッグアクションを狙われると面倒。
アミュレットタイタンなど、土地を絡めるデッキに対してもきつい。
理想形としては、手札破壊してからの月で蓋。
あとはお祈り。


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