情けないと思ったのは、自分の心。
小さい世界での話。
近況報告。
2020年4月末に6年勤めた会社を辞めた。
パワハラ、セクハラのハラスメントにより、精神的に参ってしまい、精神安定剤を服用していた。仕事中に突如涙が溢れて止まらなくなる。
イライラが止まらない。そんな自分が嫌だった。
休職を勧められたけど、離れる事が自分の中で一番で、辞めたことは後悔してはいない。
私の中での目標は、まずは精神安定剤の服用を止める事だった。
私の精神を乱すモノから離れてゆっくり過ごす事が必要で、通院はしなくなった。
コロナの感染拡大が止まらず、緊急事態宣言。
仕事もないが、働く元気にもなれない。2019年の台風19号の特例により、激甚災害地域県に該当していたため、自己都合退職だが、3か月待機ではなく1か月待機で失業保険の給付を受けることができ、8月まで貰っていた。
今、臨時として前職の関連会社に9月から勤めているが、それも3月末で雇用も終わる。
9月に雇用されてすぐ、今いる職場の上司が、私自身の素質からこの組織に戻らないかと勧められた。前の職場で働くことにはならず、今の場所で正規職員として4月から継続雇用したい。
「上級職の素質は十分にある」
「強く推すし、この事業所が推薦するんだから、絶対に採用される。」
「この組織に、あなたは必要な人材なんだ」
と強く言っていただいた。
正直、その言葉をもらった時は、純粋に嬉しかった。
元々、上級職にもなりたかったから。
けれど、女性であること、未婚であること、結婚適齢期の真っただ中であること、まだ出産できる年齢であること、それらを全て、上級職に対する能力不足=無能の烙印として私にレッテルをはり、ハラスメントをしてきた人たちが変わらない限り、そんなことは出来ないでしょう、と思っていた。
その問題は解決することが無い。組織が解決しよう、という気もない。
それらは分っていたけれど、上級職として働けるなら、働きたいという思いのが強く、チャンスがあるなら是非にとお願いした。
その後、詳細は省くが紆余曲折があり採用の結果はNOとなった。
NOとなることは、予想していた。試験を受ける前から、採用する側の立場からこっそり厳しいと言われていたから。
試験を受ける前から。
ただ、私自身が非常にショックを受けたのは、上司のいい加減さである。
「今回の試験、受ける前から厳しいと言われていて、たぶん、無理だと思う。でも、4月からもこの場所で継続雇用をするから、そして5月に役員が代わったらこの事業所の推薦もまた出すから、受ければいい。」と2度も言ってくれた言葉を簡単に反故にされた事だ。
さらに言えば、一緒に働く職員の前で「4月以降も働けるから、絶対に大丈夫だから!」と強く言ってくれた。
内心、出来るか分からないことを、大見得きってみんなの前で言って良いのか?と引いてしまったが、予算管理もしているのだし、財源の算段がついていて言ってくれているのかな、と期待してしまった。
しかし、逆デキレースの試験を受けたたった1週間で、不採用通知を見たすぐ後に呼ばれ、継続雇用が無理なことは分かっていたよね、と言わんばかりにさらりと雇用する説明が出来ないから、臨時としても継続雇用は出来ない、と言われた。
出来ないことを「絶対に出来る」と大口を叩く。結局出来ない。
やらないことを「絶対にやる」と大口を叩く。結局やらない。
自分の言った言葉に責任は持たない。
いつもその場しのぎのために、ハッタリをかますことが、良いことだと思っている人。
そういう人だと分かっていた。知っていた。
今までも散々「絶対にやるから」と言い切られて結局やらないで、痛い目にあってきた。
信じていた自分が、信用した自分が、情けなくて涙が出る。
案の定、この上司がいない場で、雇用が3月までになりましたと職員に伝えたら、「え、あんなに強く絶対に大丈夫、と言ってましたよね」と言われた。
――ほらね。
この先、この上司がいくら良い事を言ってきても、絶対に信用できない。
笑い飛ばしな、と他の方に言われても、まだ笑い飛ばせないわ。
小さい世界。本当に小さい世界での話。
ネットが一気に普及し、SNSを通じて色んな人の働き方が見えている。
地方の田舎では、男尊女卑も根強く、思想も含め色んな事が遅れていて、一流と思われる就職先が自治体と地方銀行と言われるような県だ。
さて、どうしたものか、なあ。
どうやって生きていこうか、なぁ。
県内各地の仲間や、他県の人に「また戻ってきて」と言われ、「この組織に必要なんだよ」と言われ、ありがたいが、・・・答えは見つからない。
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