第二章第四話 補足
どうも。
今回は第二章のボスとして出したリヴァイアサンの兄弟機+αくらいしか開示するものがないのでかなり短めですが、ご了承ください。
前置きで話すようなこともあまりないので、早速行くとしましょうか。
リヴァイアサンー試作機・乙型ー
無人機として開発されたリヴァイアサンの試作機。
兄弟機の甲型は、有人機である梅林のリヴァイアサンのことである。
性能自体は甲型と大きな差はないが、この機体の欠陥は、与えられた命令の遂行に際して周囲への被害を考慮しないことにある。故に、自軍被害を許容できる場面でしか運用ができない。
早々に思考プログラムの再構築が検討されたが、サマエルは総督たちに同型の有人機を運用させ、戦闘データと彼らの思考ルーチンを収集した上で開発を進めた方が効率的と判断し、この乙型を含め、無人大型機兵の開発は全体的に一時凍結された。
その結果、非常防衛手段として上伊那タワーへ配置されることとなった。
今回はお話の半分以上がボス戦となっていたので、データ的な補足詳細は以上となります。
ちなみに、今回の戦闘がいわゆる詰将棋のような構成になったのには、撃破した機兵の残骸処理の問題だったり、潜入してそのまま大きな戦いもなく終わりだと、話として盛り上がりに欠けるだろうなとか、色々な理由があります。
でも、不利な属性を相手にしても勝利できるということを示す要素として、戦略や能力を戦闘に組み込みたかったというのが1番大きな理由です。
この段階のメンバーに対して属性相性の悪いリヴァイアサンをボスとして出したのはそういう理由からです。
今までの戦闘にも戦略的に敵を倒す場面はあったかと思いますが、今回はそれをより顕著に書いた感じです。
それに物語である以上、登場人物に与えられた時間は有限であり、レベルを上げて物理で殴るというプレイヤーの無限時間を利用した突破方法は使えませんからね。
では今回はこの辺で。