序章第二話(後編) 補足
サービス終了の延期を受けてテンションが上がり、衝動的に誕生日SSを書き始めてしまい、結果、前話から1ヶ月半以上空いてしまいました😇
ただ、誕生日ラッシュだった7,8月も終わったので、今後はもう少しペースを上げて書いていけるのではないかと思います、多分。
では早速、やっていきたいと思います。
むつはの登場理由について
夜門コハクの発言から、梅林は北陸地方から入っていくルートを辿ったことが明かされているので、最初に加入する戦力は必然的に『立山うちか』になります。
では何故うちかよりも先に登場させたのか。
それは、『私がむつは推しだから!』という理由ではなく、彼女が"他の乙女と較べて特異"だからです。
内向的な性格の乙女は他にも何人かいますが、むつはに関しては"外出自体を嫌っている"ので、街中で出会える可能性は非常に低いでしょうし、彼女の性格上の問題もありますし、なにより見ず知らずの他人に自分をさらけ出すメリットがありません。
何故なら彼女は"ハッカー"だからです。他の乙女たちの凄さ(才能)というのは、大抵表に出して発揮されるものですが、ハッカーとなると中々そうはいきません。
となれば、彼女のフィールドである電脳空間でのやりとりから始まるのが自然な流れなのではないかと思ったわけです。
また、梅林が山形に行くまでにも、彼女には役割があるので、そのための登場でもあります。九州編が終わった後に脚本家として遠くから活躍してためいとは逆のパターンですね。
最後に。今回の話では、むつはの内面についてはあまり描いていません。話のテンポを良くするため…というのもありますが、むつはの性格的にも、他人に自分の気持ちの芯の部分をそう簡単に伝えるタイプじゃないので、この辺りの部分は後々書いていくつもりです。
皆大好きかしえちゃん
名前からして広島県江田島(地名の読みとしては『えたじま』)市が出身と思われるので、かしえが4章の終わりでクルミと出会うことを考えると、当時その近辺が担当区域だったのだろうと推測して書いています。
となると、時系列的にタイミングはここしかないなと思ったので、登場していただきました。
文中でも触れられている通り、ただのゲスト出演ではなく、大石司令+しのでスタートした本編のように、序盤の戦力となる存在としての役割も含まれています。
なので、第一章のうちか編でも頑張ってもらう予定です。クルミ様に出会う前の貴重な(?)かしえ先生の活躍にご期待ください。
2人のハンドルネームについて
むつはのハンドルネームは分かりやすさ重視で決めました。また、読みは変えましたが、梅林の中の人が主演の大ヒットアニメのヒロインの名前に似た感じの表記にしたくて付けた節もあります。
「むつはの頭文字・・・行ける!」と、勝手に運命的なものを感じてウキウキしながらつけましたw
梅林のハンドルネームも、本人が言っていたように割と安直な感じにしましたが、『梅林くんはちょっとネーミングセンスがない感じの男でいて欲しい』という私の個人的な願望により、あの名前になりました。南無。
あくまで個人的なイメージですが
サクラシリーズは戦いだけでなく、"歌"と"劇"がテーマに組み込まれているため、私の知る限りでは、ゲーム内で歌が入っている楽曲は出演声優さんが歌っているものがほとんどだと記憶しています。
なので、コンテンツに水を差すような行為かもしれませんが、イメージを膨らませる時に聴いてる曲をご紹介したいと思います。(北方連合関連の楽曲はひとつもないので)
とりあえず序盤のイメージを膨らませるためによく聴いてる2曲を。
・Eve『ドラマツルギー』 全体的なイメージ
呪術廻戦のOPを担当されたことで、最近は知ってる方も多いアーティストかと思います。
梅林も含め、北方連合の乙女たちは生い立ちや境遇が割とハードな子が多いので、心情を歌う曲が合うなと。
ただ、暗過ぎる曲調というわけでもないので、ループして聴いても悲壮感を感じない、とても良い塩梅。
また、タイトルと歌詞に劇の要素が散りばめられていたりと、方向性が合っているのも良い。
元のMVよりも、最近再収録して公開されたLive Film ver.の方がより成熟していて、最後の余韻を残す歌い方がグッとくるので、個人的にはそっちがオススメ。
・坂本真綾『躍動』 立山うちか
特に狙った訳じゃないけど、奇しくも同じディライトワークスさんが製作を手がけるFGOの第2部後期OP。
もちろん劇中の物語やキャラクターに焦点を当てた歌詞なのですが、(あくまで私の中のイメージですが)うちかの情動の根源や梅林の心情にリンクするような部分も感じられて大変良き。
大変長くなりましたが、序章第二話(後編)および補足を最後まで読んでいただきありがとうございました。
第一章からやっと戦闘に入る運びとなります。ゲームではシステム上平面的なビジュアルの戦闘となっていましたが、小説というフィールドを活かして、立体的な戦闘を描ければと思っています。では今回はこの辺で。