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「卑屈な自分」から一歩抜け出す

「どうせ最後には嫌われるんだから」

 こんな風に、なんで卑屈になっちゃうのかな。
 誰かを信じて、裏切られてきたからかな。
 だから、誰も信じられなくなっちゃう。
 そして、誰も信じてくれなくなっちゃう。

 恨みたくもなるよね。

 でも、卑屈なときって、仕方ないといえども、あまり気持ちよくない。
 卑屈になっている自分を見ても、あまり気持ちよくない。
 たとえば、誰かを愛するとする。
 その相手が「自分は愛される資格がない」って言い続けていたら、僕の愛が届いてないんじゃないかって、不安になるだろう。

 だから、あまり卑屈になりたくない。
 どうすればいいのかな。

「今まで裏切られ続けて、もう誰も信じられない」
『それでもまだ、誰かを信じることができたなら』

 たった一歩分でもいい。
「今まで裏切られてきたからといって、次もそうだとは限らない」と。
「大丈夫。次こそは」と。
 ほんのちょっとでも、誰かを信じる余裕を持つ。

 そんな精神を持っていれば。
 未来の何かが変わる気がする。

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