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「寂しい」は忘れることもできますよ

 前回の記事で「寂しさは悪くない。その寂しさをぴったり埋めてくれる人を探せばいい」って話になったでしょ?

〔そうですね〕
 でも、そんな運命の人に出会うまでは寂しいままなのでは?
〔そうですね〕
 わあ。
〈そこ否定しないんだ〉
〔寂しいものは寂しいのです。それを否定するのは心の抑圧です〕
 でもそれって……結局つらいと思う。
〔ですが、「寂しさ」をどうにかする方法は、君が覚えていないだけで、他にもありますよ〕


本文:僕。主人公。
〔〕:精霊さん。イマジナリーフレンド1号。
〈〉:妖精ちゃん。イマジナリーフレンド24号。


 他の方法?
〔寂しさを解消するのは人とは限らないということです〕
 つまり?

〔なにか、夢中になれるものがあれば、思ったよりすんなりと、寂しさを忘れたりするものです〕

〈それってつまり、アニメ見たりゲームしたり、趣味に没頭すればいいってこと?〉
〔趣味とは限りませんが、だいたいそういうことです〕
 ……うそぉ。
〔ほんとです。君だって、何かに夢中になっているときは、あまり「寂しい」と口にしていませんよ〕
〈あー、たしかに〉
〔ただ、夢中になってるからこそ、「寂しさを忘れている」ことを忘れているのです〕

 ………なんか、単純な奴じゃん、僕。
〔ええ、意外と単純ですよ〕
 でも寂しいときに何かに夢中になるって難しそう…。
〔「寂しい」と苦しんでいるときは、視野が狭くなって遊ぶ気力も湧きにくいですから〕
 やっぱり。

〔なので、日頃から「やりたいこと」をたくさん見つけておきませんか?〕
〈あ、その「やりたいこと」が夢中のタネってことね〉
〔そして、そのタネから生まれた「やりたいこと」が、自分を支える柱になるのです〕
〈それ、リアルの恋人ができても大切じゃない?〉
〔そうですね。寂しいからと誰かひとりに頼りすぎるのは相手の負担になりますから〕

〔自分を支える柱は、できるだけ多いほうがいいのです〕
 ……なるほどねぇ。


 今回はこのぐらいで。
〈今日はちょっと短めね〉
 この前、たわむれでAIに「エッセイのコツ」を聞いてみたら「500~1000字にまとめること」って書いてあったから。
〈それでこの長さなんだ〉
 今までは「1000字を超えればOK」のイメージでやってたから、ちょっと少ないのでは?と思ってたけど…。
〔案外、これぐらいの長さでも十分かもしれません〕

 それでは、次回の記事で。
〔またお会いしましょう〕
〈ばいばい!!〉

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