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「元気」って言葉、重くて。
小学校の頃、朝礼の時間。
健康観察という理由で、名前を呼ばれて「はい、元気です」と答える。
そんな習慣があった。
あれにずっと違和感があった。
どうしても、「元気です」って答えることに抵抗があった。
「はい元気です」と答えろという同調圧力を感じて嫌だったのか、習慣が形骸化していて本当に健康観察できてるのか疑問だったのか、学校に来てる時点でたいていは元気だろうし無意味なのではないかと思っていたのか…。
とにかく、この違和感の全容が、当時の僕にはわからなかった。
でも、最近、ひとつ、大きな理由に気がついた。
「元気」って言葉が、重いんだ。
「元気」って言葉には、隙がない。
完全に健康で、活力に溢れていて、体も心もバッチリな状態。
そんなイメージがある。
そんな状態、そうそうない。
というか、ない。
なのに、いつも「元気です」って答えなければいけなかった。
それが、嘘をついてるみたいに思えて、ちょっと心苦しかったんだ。
最近、人に「元気?」と聞かれて。
なんて答えたらいいのか困って。
このことに気がついた。