見出し画像

2025年意向を生き残るための戦略を教えます

2025年1月20日現在、物価やガソリン価格の高騰が家計に影響を及ぼしています。
特に、原油価格の上昇が顕著で、ブレント原油は1バレル80ドル、米国市場の指標であるウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油も78ドルを超えています。
この原油価格の上昇は、ガソリン価格だけでなく、ディーゼル燃料、航空燃料、暖房用油などの価格にも影響を及ぼし、輸送コストや食品価格の上昇を通じて消費者物価指数(CPI)の上昇要因となる可能性があり、まだガソリン価格が高騰する可能性があります。
実際、2025年1月初旬のミシガン大学の消費者信頼感調査によれば、1年先のインフレ期待は3.3%に上昇し、これは前年12月の2.8%からの増加であり、2008年6月以来の高水準となっています。

日本国内においても、2025年は大阪・関西万博の開催など、経済活動が活発化するイベントが予定されていますが、どこまで外貨を獲得できるかが、大きなポイントとなるでしょう。

これらの要因を総合的に考慮すると、2025年の経済と景気は、前半にインフレ圧力が高まるものの、後半には一時的な安定化し、全体として緩やかな回復基調が期待したいところであるが、しっかりとした国の経済対策無くしては、絵に描いた餅になってしまうでしょう。

エネルギー価格や国際情勢の変動など、不確定要素も多いため、引き続き注意深く状況を見守ることが重要です。

2025年に入り、日本企業の倒産が相次ぎ、海外企業による企業買収(M&A)が進む中、日本政府がどこまで日本企業を守れるかについては、6つの要素が影響を及ぼします。

要素1. 政府の現行対策と限界
日本政府は、これまで経済産業省を中心に「事業再構築補助金」「中小企業支援策」「金融支援(保証制度や低金利融資)」などを提供してきましたが、これらの施策は一時的な延命措置に過ぎず、抜本的な競争力強化策が不十分と指摘されています。
しかし、政府の財政制約が厳しくなりつつある中、今後の支援策はさらに限定的になる可能性があります。

要素2. 外資によるM&Aの加速
海外企業によるM&Aは、資本力や経営ノウハウの不足に悩む日本企業にとって、むしろチャンスとも捉えられます。
ただし、技術流出や雇用維持の観点から懸念もあり、政府は「外為法(外国為替及び外国貿易法)」による規制強化などを行っていますが、実効性に限界があり、海外資本の流入を完全に止めることは難しいでしょう。

3. 日本企業の課題

多くの企業が以下のような問題に直面しており、政府の支援だけでは解決が難しい状況です。
⑴事業のデジタル化・DXの遅れ
⑵グローバル市場での競争力低下
⑶後継者不足による事業承継問題
⑷原材料・エネルギー価格の高騰による収益圧迫

政府がこれらの根本的な課題に対して、具体的な支援(デジタル変革支援、税制優遇、産業再編の促進など)を打ち出せるかがカギとなります。

要素4. 国際的な保護主義と日本の立場

米中をはじめとする国際的な経済ブロック化が進む中、日本がどのような経済連携を強化するかも重要です。
TPPや日欧EPAなどの協定を活用し、日本企業の競争力を高める戦略が求められます。

要素5. 日本企業の自助努力と民間主導の再生策

政府の支援を待つだけでなく、日本企業自らが生き残るための施策として以下が求められるが、現状、約30年続く経済の低迷により、投資できる企業が限られてしまうことです。
⑴事業ポートフォリオの見直し(非収益部門の売却成長分野への投資
海外市場の積極的な開拓ASEANやインド市場など
中小規模の事業者のB級ビジネスの活用による新たな収益モデルの模索

要素6. 期待される生き残り戦略強化
政府が今後打ち出すべき対策として、以下の6つが考えられます。
中小規模事業者向けのM&A支援策(事業承継ファンドの拡充)
国内製造業の再強化に向けた補助金の拡充
産業革新機構の活用による官民連携支援
AIやグリーンテック分野への積極投資誘導
地方創生、地場産業の活性化海外市場の積極的な開拓ASEANやインド市場など
共同事業による技術承継と産業と企業の存続

最後に

日本政府の支援だけでは、すべての企業を守ることは難しいというより、無理であるので、今後は 「政府の支援+企業の自己変革+民間主導の再生」 が不可欠です。
中小規模事業者にとっては、支援策を最大限に活用しながらも、グローバル視点を持った戦略転換が求められるでしょう。
2025年以降を生き残るための戦略を弊社、合同会社ビジネスDr.や経営実践塾のメンバーで行い、あなたも生き残り存続と成長の切符を掴みませんか…

第20回の経営実践塾in西中島(本部)は、2025年01月28日(火)17:30~19:30に大阪市淀川区西中島4-2-21ミツフ新御堂筋ビル で開催されますので、是非、ご参加ください。
チケット 

第20回の経営実践塾in西中島(本部)

⇧合同会社ビジネスDr.へのアクセスはコチラをクリックしてください。

いいなと思ったら応援しよう!