昼に安くなる電気料金 太陽光活用へ変動制義務化にする案が出てるって?
太陽光発電などの再生可能エネルギーの電気の有効活用に向け、昼間に安い料金プランを消費者が選びやすくなる見通しを検討しているという話しが審議されているようです。
※昼間に電気代を安くすることで、事業者の経費負担を軽減させ、税金をガッポリ納税させようという考えだろう・・・
経済産業省は太陽光の発電量が多くて電気が余りがちな昼間に安く、需給が厳しい時に高くなるプランの設定を事業者に義務付ける検討に入っており、電気の出力抑制がとられ、発電できない太陽光が出ている状況を解消し、脱炭素を加速させようという仕掛けですね。
電気の供給体制は、火力や原子力発電所から、天候で変化する太陽光や風力発電を主力にする移行期にあり、電気は需給が一致しないと停電がおき、太陽光発電の多い九州では需要を上回りかねないとして2019年度に74日間、太陽光などの発電を止めています。
昼間の電気が安く需要が増えれば、抑制対象が減る可能性があります。
経産省は2022年の通常国会に省エネ法の改正案を提出する準備に入っています。
需給に連動し、昼に安くなりやすいプランの義務化を盛り込む方針であり、現在は太陽光発電の普及で昼に供給量が膨らむ傾向にあります。
東北電力管内では5月に、電気の需要に対する再生エネの比率が一時、88%に達しています。
電力各社は複数の料金プランを設けているが、連動型は新電力などの一部にとどまり浸透しておらず、義務化すれば、大手電力を含めどの会社からも選べるようになります。
※政府は電力会社の自由化を打ち出しているが、根底に地球温暖化、
脱炭素を加速させようという考えですね。
欧米ではこうした電気料金のダイナミックプライシングが普及しているので、欧米のマネでしょう。
米国内では電気代を15%節約できたとの調査結果があり、欧州ではスペインが先行し4割前後の世帯に広がっています。
日本で料金が安くなるかはプランの設計や電力の需給次第で、在宅勤務が広がり、昼間の光熱費の増加が負担となっており、昼間に安い恩恵を受けやすく、電気代の安さから昼に充電する電気自動車(EV)が増えれば、余る電気の蓄電池代わりになる好循環も考えているようです。
※電気自動車(EV)の普及も良いのだが、古い年式のガソリン車や10万キロを超える走行距離のガソリン車を排ガス規制や燃費向上の装置などを装着してリサイクルするのも、地球に取って良いのではと考えるのですが・・・
連動型の目安となる卸電力市場の取引価格は昼間に安く、帰宅して冷暖房をつけ、太陽光の発電量が減る夕方に高いことが多く、昼間は1キロワット時あたり0.01円になるケースもあり一般的な売電価格の10円弱より安い状況です。
2021年1月は寒波や液化天然ガス(LNG)の不足で取引価格は150円を超え、連動型の契約家庭では電気代が上がったところもあり、制度設計や、電力会社のプラン設定の際には、変動幅を一定に抑えるなどの措置も課題となってきます。